新車7200万円超え! 三菱の超ド迫力「2階建てマシン」が“現役引退”! 「13リッターターボエンジン」を国内最大・3軸ボディに搭載! マニア感涙の「エアロキング」 JRバス関東で運用終了
ジェイアールバス関東は、同社最後の所属となった 三菱ふそう「エアロキング」が2025年10月4日に引退したと発表しました。
17歳で「現役引退」
ジェイアールバス関東は2025年10月7日、公式SNSを更新。2階建てバス 三菱ふそう「エアロキング」が4日を持って引退したと発表しました。
一体どのようなバスだったのでしょうか。

エアロキングは、三菱ふそうが1980年代から2010年まで製造していた2階建てバスです。国産では最後まで残った2階建て車両となっています。
2階席からの眺めの良さや、通常のハイデッカーバスより着席定員が増えることから、観光バスのみならず、大都市間の高速バス路線にも導入されていました。
最終型となる「BKG-MU66JS型」は2008年4月に発売。新たに420馬力を発揮する12.9リッター直列6気筒ディーゼルターボエンジン搭載により「平成17年新長期排出ガス規制」に適合。安全性能の向上やリアのデザイン一新を図っています。
当時の新車価格は7266万円です。
JRバスグループの各社では、東京から静岡・愛知方面へ向かう「東名ハイウェイバス」や夜行の「ドリーム号」などで運用され、ジェイアールバス関東では「青春エコドリーム号」で活躍しました。
すでに多くの車両で第一線からは引退しており、最終型(BKG-MU66JS)も製造終了後から10年以上が経過しています。
日々の長距離運用による経年劣化だけでなく、排気ガス規制の強化などから廃車が進み、2016年頃からはスカニア「アストロメガ」など、輸入車に更新されています。
その一方、三菱ふそうの大型バス「エアロ」シリーズの2世代目に共通する精悍なフロントフェイスや、日本最大級の迫力のあるボディサイズ、大排気量の力強いエンジン、バスでは稀になった後輪2軸の構造などが、バスファンを中心に人気を獲得。
各社でエアロキングの体験をメインとした企画が販売され、マニアが全国から集結。最後の活躍を記録しています。
さて、ジェイアールバス関東で最後となったエアロキング(D654-08502号車・長野200か18-81)は、2008年式で小諸支店所属でしたが、10月4日に車検の有効期限満了を迎えました。これをもって同社での営業は終了し、17年間の活躍を終えました。
同社では1991年、「ドリームふくふく号(東京~下関間)」(当時)で初めてエアロキングを導入して以来、34年にわたって夜行として運用してきたといいます。
同社は投稿で、「この車両の運用終了により当社エアロキングの営業運用は終了しました。長年にわたり『JRバス関東のエアロキング』をご愛顧いただき誠にありがとうございました」と、感謝を述べています。









































































