トヨタ新型「ルーミー」まもなく公開なるか!? 9年ぶり刷新は? 過去の「カヨイバコ」との関連性は? 次期モデルはどうなるのか
発売から9年、コンパクトカー市場の王者として君臨するトヨタ「ルーミー」。しかし、ライバル「ソリオ」が進化を続ける中、待望のフルモデルチェンジを望む声が高まっています。果たして次期モデルはいつ登場するのか? そのヒントが、2025年10月の「ジャパンモビリティショー」で示されるかもしれません。噂のコンセプトカーの正体から、注目の燃費性能まで、次期ルーミーの姿を大胆に予測します。
次期ルーミーは? 「カヨイバコ」は次期bB? あえて両者の関連性を考えてみた
人気のコンパクトワゴンとなるトヨタ「ルーミー」。発売から9年目が経過するなかで気になるのはフルモデルチェンジ、次期モデルの行方です。
そうしたなかで、2025年10月末からは「ジャパンモビリティショー2025」が開催されます。
果たしてそこで次期モデルを示唆するコンセプトは出てくるのでしょうか。

コンパクトハイトワゴンのトヨタ「ルーミー」は、ダイハツ「ロッキー」のOEMモデルです。
2016年11月に発売されたルーミーは、登場からすでに9年が経ち、いつフルモデルチェンジを受けても不思議ではないサイクルに入っています。
ライバルのスズキ「ソリオ」が2025年1月に一部改良を受け、フロントマスクを刷新し、パワートレーンをマイルドハイブリッドに一本化しています。
走りに関してはアナウンスされていませんが、広報部からは足まわりをチューニングし、より引き締まったテイストにしたと説明を受けたことがあります。
ソリオのWLTCモード燃費22.3km/Lに対し、ルーミーは18.4km/Lにとどまっていて、ハイブリッド化を含めたパワートレーンの進化。
静粛性や操縦安定性など、走りの動的質感も含めて、大幅なビッグマイナーチェンジなどの商品改良は必須といえる状況です。
まずは、近いうちにマイナーチェンジで現行型の商品力を高め、次期モデルを「ジャパンモビリティショー」で提案するという流れもあり得そうです。
ルーミーのOEM元モデルであるロッキーも含め、ダイハツの認証不正問題により開発が延期されている状況だと考えても次期型は2026年中、遅くても2027年前半には登場するサイクルが予想されます。
先述したように、それまで現行型を延命させるには、マイナーチェンジなどの大幅改良による大幅なてこ入れは必須。
一方でトヨタは、2023年の「ジャパンモビリティショー」で、未来のモビリティ像を示したバッテリーEVのコンセプトカー「KAYOIBAKO(カヨイバコ)」を公開しました。
エクステリアデザインは、かつてのbBもオマージュしたスクエアなフォルムが目を惹きました。
同コンセプトカーのサイズは全長3990×全幅1790×全高1855mmというコンパクトさで、全幅はコンセプトカーならではのワイド設計だとしても、4mを切る全長は、次期ルーミーにも当てはまりそうなサイズ感です。
助手席側は、リアスライドドアのパノラマオープンドアで、運転席側はフロントドア1枚となっています。
助手席側の大開口部は、ダイハツ/トヨタが実現してきただけに十分に実現可能なドア形状です。
またジャパンモビリティショー2023でのカヨイバコには「bB+CONCEPT」という名称のコンセプトモデルも展示。
そのため、カヨイバコはおおよそ次期bBを示唆するモデルという見方が強いですが、そのパッケージから次期ルーミーとの関連性も気になるところです。
今回、トヨタは2025年10月13日に「ジャパンモビリティショー2025」の事前告知を展開。
そこではカヨイバコの進化版といえるモデルも展示されることが判明しました。
なおカヨイバコは、BEVとして提案されましたが、EVが成長の踊り場に差しかかっている中、同モデルがルーミーを示唆していたと受け取ると、ルーミーほどの売れ筋モデルが一気にEV化するのかも気になります。
現実的には、ハイブリッドを選択しつつ、EV化も見据えた設計になる可能性もあり得そうです。
Writer: 塚田 勝弘
中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。





































































