トヨタが新型「“5人乗り”SUV」を発表! 驚きの「70万円値下げ」&340馬力超え「超パワフルモデル」に進化! 新型「bZ4X」マイナーチェンジモデル登場
価格面でも魅力的な選択肢に
今回のbZ4X一部改良モデルは、価格設定にも工夫が凝らされています。これは、トヨタの「BEVをマルチパスウェイ(後述)のひとつの選択肢にしたい」という想いが込められているといいます。
国からの補助金を反映した後の実質的な価格は、同等車格のSUVハイブリッド車(「ハリアー」「RAV4」など)と同程度に設定され、購入しやすい価格帯を実現しました。

またトヨタは、所有時のユーザーの実質負担金額(TCO:Total Cost Ownership)においても、保有期間中のエネルギーコストや税金などを加味した納得感のあるレベルを目指したとしています。
具体的な価格帯(消費税込み、以下同)としては、Gグレードの前輪駆動(FWD)が480万円、ZグレードのFWDが550万円、Zグレードの四輪駆動(4WD)が600万円となっています。
ちなみにマイナーチェンジ前(2025年10月8日現在)のbZ4Xの価格は、G(FWD)が550万円、Z(FWD)が600万円、Z(4WD)が650万円で、最大70万円もの値下げが図られていることがわかります。
さらにエコカー減税(約3万円)やグリーン化特例(約1.85万円)、CEV補助金(90万円)などを含めると、約94万8500円の優遇措置が受けられる見込みです。
トヨタは「敵は炭素」という考え方のもと、カーボンニュートラル実現に向けて「マルチパスウェイ」と呼ばれる取り組みを推進しています。
これは、エネルギーの未来と「お客様が生活される地域ごとの現実」に寄り添い、多様な選択肢を提供するアプローチです。
この取り組みの中で、トヨタはハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、燃料電池車(FCEV)、そしてBEVなど、様々な選択肢を提供しています。
2025年にはグローバル市場に向けて複数のBEVモデルを発表しており、北米向けの「bZ Woodland」(日本では「bZ4Xツーリング」)、中国向けの「bZ7」、欧州向けの「TOYOTA C-HR+」、そして日本向けの「e-Palette」など、地域ごとにラインナップを拡充しているところです。
さらにトヨタでは、ユーザーの声に応える形で、BEVをより魅力的な選択肢とするための取り組みを進めています。
ユーザーからは「自宅で手軽に充電したい」「気軽に充電スポットを使いたい」「より長い航続距離が欲しい」「充電時間は短い方がいい」など、様々な要望が寄せられていました。
これらの声に応えるため、トヨタは「純正普通充電器の設定」「新充電サービス『TEEMO』のスタート」「bZ4Xの一部改良(航続距離伸長、充電性能向上)」という3つの取り組みを実施。モビリティカンパニーとして、クルマだけでなく充電環境を含めた包括的なアプローチを行っているといいます。
なかでも今回、自社ブランドとして初めてとなる純正普通充電器を販売店オプションとして新設定した点が注目されます。
家庭用充電器があることで、いつでもクルマを満充電にでき、出先での充電の心配が軽減されるほか、夜間の安い電力を使用した充電など、経済的なメリットも享受できるとトヨタでは説明します。
純正充電器は6kW出力に対応し、夜から充電して翌朝には満充電が可能であるほか、多種多様な住居やクルマに溶け込むデザインを採用し、日本の駐車場のサイズに配慮した薄型構造となっているのが大きな特徴です。
さらに別売のデマンドコントローラーをセットで利用することで、充電に使う電力を自動でコントロールすることが可能とし、ブレーカー落ちを気にすることなく、家電を使用しながらの充電ができるほか、電力量の契約も必要最小限に抑えられ、経済的に利用できるといいます。
なお充電器の設置からアフターフォローまでをトヨタ販売店でサポートするワンストップサービスを提供し、長期保証(5年)も付いています。

※ ※ ※
外出先での充電をより便利にするため、トヨタは新しい充電サービス「TEEMO」をスタートさせました。このサービスは、BEV・PHEVの普及を見据えたお客様の利便性向上を目指しているといいます。
TEEMOは、自社ユーザーだけでなく他社BEV/PHEVユーザーも含めて加入できることや、月額基本料金が無料で出力別の料金設定となっていること、TEEMOアプリで充電器の検索・充電・決済まで完結できること、さらに高出力の急速充電器(約3割が最大出力150kW)を整備していることなどの特徴が挙げられます。
また今回、新型bZ4X購入者限定で充電料金1年間無料キャンペーン(TEEMO充電器で月2回・1回30分上限)も実施されます。
具体的なプラン概要としては、誰でも入会可能な「TEEMO Lite」と、2025年10月以降発売のトヨタのBEV/PHEV向けの「TEEMO」の2つがあります。
従量料金は、50kW以下の急速充電で50円/分(TEEMO Liteの場合)、50kW超150kW未満で75円/分、150kW以上で100円/分となっており、トヨタでは競合他社と比較しても競争力のある価格設定だと話しています。
Writer: くるまのニュース編集部
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