HKS・A-PITオートバックス東雲・BLITZが「ハイパーミーティング2025」で見せたチューニングカー最前線!
走りだけではない総合的なカスタマイズを提案するBLITZ
最後にBLITZのブースを見ていきましょう。BLITZ広報の塩谷さんによると、今回の目玉パーツのひとつはシビックタイプR(FL5)向けのカーボンインテークシステムとのことです。

カーボンとレッドのコントラストによる強い存在感に加え、実際の走行フィーリングも大幅に向上。なんとカーボンインテークシステム単体の交換により、11〜12馬力程度のパワーアップが見込めるそうです。
「最近のクルマはエアクリーナーを交換しても大きな出力向上は得にくい傾向がありますが、このカーボンインテークシステムはしっかりと効果を体感できます」と塩谷さん。さらに同社の「パワコン」と組み合わせることで、街乗りからスポーツ走行まで幅広く楽しめる仕様になるとのことです。
また、ノーマルでも車高が低いシビックタイプRに合わせて、厚みを抑えた専用のフロントリップスポイラーを開発。「薄くて一見控えめですが、存在感を損なわないようにデザインしました」と塩谷さんは言います。
さらにこのデモカーに装着されていたエアロはフロント以外も単品ごとのバラ売りが可能で、サイドやリアもユーザーの好みに応じて購入が可能です。走行ステージや個々のスタイルに合わせて、柔軟にコーディネートできる点も魅力でしょう。
手軽にボディ剛性アップが図れるトラスバーが人気!
そして、BLITZではFL5と同じくGR86向けにもカーボンインテークシステムを展開しており、こちらはラムエア効果が期待できる吸気ダクト構造を採用しています。

「フロントグリルからフレッシュエアを効率よく取り込み、吸気音もスポーティに響きます。また、こちらも約10馬力の向上が見込める仕様になっています」と塩谷さん。
最後に紹介するのは、最近人気が高まっている86/GR86/BRZ用のトラスバーです。BLITZではターンバックル式を採用することで、車両ごとの個体差や経年によるボディのゆがみに合わせて細かく調整が可能で、カラーもレッドとブルーの2種類を展開。特にブルーはBRZのオーナーから好評だそうで、手頃な価格でありながら、ボディ補強と華やかなエンジンルームを表現できるアイテムとなっています。
最後に塩谷さんは、今回の出展全体について次のように話しました。
「BLITZはサスペンションや吸排気系だけでなく、エアロや内装、そしてスロットルコントローラーやレーダー探知機などの電子部品まで幅広く展開しています。BLITZはトータルチューニングが完成するメーカーであることを、多くの人たちに知っていただきたいですね」
以上のように、今回のハイパーミーティング2025では、さまざまなメーカーが最新のカスタムパーツを展示、そしてテストまで行っていました。「観(み)る!買う!走る!チューニングの祭典!!」というキャッチフレーズ通り、来場した1753人の参加者はそのすべてを実際に体感できたのではないでしょうか。
ハイパーミーティングのオフィシャルサイトで「次回開催につきましては公式WEBサイトにて改めてお知らせいたします」と案内がある通り、2026年も開催の可能性が高そうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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