マツダの「定番SUV」モデル末期でもなぜ人気? ちょうどいいサイズ×洗練デザインがサイコー! 「CX-5」まもなく新型登場も“成熟しきった現行モデル”がオススメなワケとは!
2025年度中にもフルモデルチェンジとの噂がある人気SUVのマツダ「CX-5」は、モデル末期と言われながら現在も堅調に売れ続けています。新型も気になるところですが、現行モデルならではの魅力もありそうです。
マツダ「CX-5」モデル末期でもなぜ人気?
マツダの主力SUV「CX-5」は、洗練されたデザインや適度な大きさのボディサイズ、力強さと経済性のバランスが良いパワートレインを複数用意するなど、モデル末期ながら堅調に売れ続けています。
2025年度中にフルモデルチェンジして新型が登場すると噂されていますが、あえて熟成された現行CX-5を狙うという手もあります。
一体どのような魅力があるのでしょうか。

初代CX-5は、「魂動デザイン」と新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」を全面採用し、2012年にデビューしました。
当時は、燃費競争がはじまった頃。今ほどハイブリッドが普及しておらず、欧州車などは排気ガスの有害物質を大幅に抑えた「クリーンディーゼル」に活路を見出そうとしていました。
マツダもその波に乗るべく、燃焼効率を高めたクリーンディーゼル「SKYACTIV-D」エンジンを主力に据え、各モデルにガソリンとクリーンディーゼル搭載車をラインナップさせる戦略を展開し、特にSUVラインナップを着実に増やしてきました。
そんなマツダSUVの中核を担ったのがCX-5。2リッターガソリンと2.2リッタークリーンディーゼルを搭載した、日本市場に適したミドルクラスのSUVが登場したのですから、売れないはずはありません。
しかし、本当の意味でCX-5が売れっ子かつ定番モデルになったのは、2017年に登場した2代目からでしょう。
初代がヒットしたのにも関わらず5年足らずでフルモデルチェンジし、さらに洗練された「魂動デザイン」へとバージョンアップし、商品価値を高めています。
都内のマツダ系販売店スタッフも、実際に多くのユーザーからも「美しいデザイン」だと高評価をいただくことが多いと言います。
「より低く精悍さを増したフロントフェイスは、現在もSUVで主流となっている薄型ヘッドライトが際立つデザインを、他車に先駆けて採用しました。
前後のトレッドが約10mm拡大、車高を約15mmダウンしたことで見た目にもさらに安定感が増していますし、安全装備や運転支援技術もアップグレードしました。
ライバルに対して先進的な印象を抱かれるお客様が多いようです」
また、SUVでありがちなワイルドさとは違うエレガントな印象を受ける人も多く、輸入車からの乗り換えるユーザーも多いとのことです。
まもなく登場すると噂される次期CX-5は、ハイブリッド車になると言われており、そのぶん車両価格が上乗せされるのは避けられないでしょう。現行モデルは281万500円から422万5100円ですが、ハイブリッド化で50万円近く価格が上昇することが予想されます。
次期モデルではクリーンディーゼル車が廃止されるとの話も聞かれ、今のうちにモデル末期の熟成しきった現行モデルを手に入れるというのもよさそうです。
しかし、先述の販売店スタッフは、ディーゼル車ではなくガソリン車のほうが、今後を考慮するとお勧めしたいと言います。
「実はディーゼルエンジンは燃料費こそ安いものの、オイルも消耗部品も専用品しか使用できません。
また、今後さらに厳しくなる排ガス規制などを考慮すると、純粋なガソリンエンジンモデルは減ってきます。
といった事情もあり、経済性と動力性能と耐久性のバランスに優れ、メンテナンスもしやすいガソリン車がお勧めです」
※ ※ ※
美しいエクステリアデザインや上質なインテリア、日本の道路環境で扱いやすいサイズ感、十分すぎる動力性能など、CX-5は非常に魅力的なSUVです。
新型モデルを待つのもいいのですが、今あえて最終仕様の現行モデルを手に入れるのも良さそうです。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。






































































