1リットルで“40km”走る!? ダイハツの超エコ「軽自動車」に大注目! スポーティと「燃費性能」を徹底的に追求! めちゃ細い“斬新タイヤ”も採用した「ディーベース」がスゴイ!
ダイハツが2015年の「第44回 東京モーターショー」で公開した、未来の軽自動車を提案する「D-base」とは、一体どのようなモデルだったのでしょうか。
1リットルで“40km”走る!? ダイハツの超エコ「軽自動車」!
2025年10月30日から11月9日にかけ、国内最大のモーターショー「JAPAN MOBILITY SHOW(ジャパンモビリティショー)2025」が開催されます。
過去のモーターショー同様に、今年もさまざまなコンセプトカーの展示が行われ、来場者の注目を集めることでしょう。
今回は、2015年に開催の「第44回 東京モーターショー」にダイハツが出展して注目を集めたコンセプトカー「D-base(ディーベース)」について改めて振り返ります。

このD-baseは、「ニュー・ベーシック・スモール(次世代の国民車となるスモールカー)」をテーマに開発された、まさに次世代の軽自動車を提案する存在。
燃費性能を極限まで追求し、それでいて日常生活に楽しさや喜びをプラスすることを目指したコンセプトカーです。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1490mmと、軽自動車の規格内に収めつつ全高を抑えてコンパクトにまとめられています。
エクステリアデザインは「スタイリッシュなエコ&スマートデザインで先進性を表現した」とされており、吊り上がった鋭いヘッドライトや、「マーメイドパールブルー」と名付けられた淡いボディカラーが、未来的な印象を強調。
コンセプトカーとしては珍しく、市販化を予感させるほど現実味のある完成度の高いデザインも特徴でした。
インテリアもエクステリアの雰囲気と統一され、淡いグレーと鮮やかなブルーのコンビネーションが、スマートかつ爽やかな雰囲気を生み出しています。
パワーユニットには、660ccの直列3気筒DOHCエンジンとCVTを組み合わせた、当時最新のユニットを搭載。
このエンジンは、ダイハツ独自の環境技術「e:Sテクノロジー」をさらに進化させたもので、内燃機関の追求をテーマに掲げ、「40km/L」という軽自動車として最高水準の燃費性能を開発目標としていました。
そのほか、D-baseならではの特徴としては、ブリヂストンが開発した「ologic(オロジック)」タイヤを装着していた点が挙げられます。
これは、BMW「i3」などにも採用されている、大径かつ幅狭のタイヤで、転がり抵抗を大幅に抑えて低燃費に貢献することで知られるタイヤです。
このような特徴を持ったD-baseは、実質的には、2017年に発売された2代目「ミライース」としてデビューしたと言われており、実際ミライースのデザインにはD-baseの面影が随所に見られます。
しかし、ミライースとD-baseを比較すると、フロント周りやサイドのウインドウラインなどには明確な違いがあり、D-baseの方がよりスタイリッシュでスポーティな雰囲気という評価も。
また、先述したD-baseの特徴だったologicタイヤも、ミライースには採用されませんでした。
そのため、2015年の東京モーターショーでD-baseに魅了されたファンからは、「コンセプトのままで出して欲しかった」という声も上がっており、D-baseは今でも高いデザイン性と先進性を備えた魅力的なコンセプトモデルとして、人々の記憶に残っています。
Writer: くるまのニュース編集部
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