全長5.3m! トヨタ“超高級”3列ミニバン「グランビア」がスゴイ!「アルファード」より大きいラグジュアリーな「2代目モデル」! 大人が“8人乗れる”「巨大ミニバン」豪州モデルとは!

かつてトヨタが日本で販売していた大型ミニバン「グランビア」。同車は2002年に廃盤となりましたが、実は海外には2代目モデルが存在していました。

全長5.3m! トヨタ“超高級”3列ミニバン「グランビア」がスゴイ!

 かつてトヨタが日本で販売していた大型ミニバンに「グランビア」というモデルがありました。

 大型のボディと広い車内を特徴とするラグジュアリーな一台だったものの、残念ながら2002年で販売終了。後継モデルも登場せず廃盤となりました。

 しかし、実はオーストラリアでは、日本に存在しない2代目グランビアが販売されていたのです。

全長5.3m! トヨタ“超高級”3列ミニバン「グランビア」がスゴイ!
全長5.3m! トヨタ“超高級”3列ミニバン「グランビア」がスゴイ!

 2代目グランビアは、トヨタがオーストラリア市場で展開していたミニバンです。

 1995年に発売したものの、先述のように2002年にモデル廃盤となったグランビア。

 それから17年後、トヨタは「ハイエース」のH300系をベースとした大型ミニバン「グランエース」を開発しました。

 そしてグランエースは日本をはじめ、海外でも販売されることになりましたが、オーストラリアで販売する際にグランエースではなく“グランビア”のネーミングを採用。

 このような経緯で、まさかの2代目グランビアが世界に誕生したのです。

 そんな2代目グランビアのボディサイズは全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mmと巨大で、トヨタの大型ミニバンとして知られる「アルファード」を超えるビッグサイズ。

「6人乗り」と「8人乗り」の乗員人数が異なる2タイプがあり、いずれも大きなボディサイズを生かして、広く快適な車内空間を有していました。

 エクステリアは、ベースとなったH300系ハイエースのシンプルな意匠を生かしつつ、フロントを大型グリルに変更するなど存在感のあるデザインです。

 パワーユニットは2.8リッター直4ディーゼルエンジン(1GD-FTV型)を搭載。

 最高出力177馬力・最大トルク46.1kg.mと、大きな車体を快適に走らせる力強いパワーを生み出し、トランスミッションには6速ATを組み合わせます。

 2022年には改良モデルが登場し、「運転席パワーランバーサポート」を追加するなど、ドライバーの走行時の快適さと安全性能が強化されました。

 その後、2025年2月にオーストラリアでのグランビアの販売が終了。再び“グランビア”の名前が消えてしまいました。

 ちなみにこの2代目グランビアは、オーストラリアのほかに台湾でも同じ名前で販売され、またタイでは「マジェスティ」というネーミングで展開されました。

 くわえて中国では、「シエナ」というまた別のミニバンに“グランビア”という名前を付けて販売していたため、グランビアの歴史は非常にややこしいことになっているのです。

【画像】カッコイイ! これがトヨタ超高級ミニバン「グランビア」です!(26枚)

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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