スバル「インプレッサ」エンジン搭載の「トライク」!? 2.2リッター水平対向「4気筒」×4MT搭載でめちゃ楽しそう! 魔改造の「斬新モデル」米国のオークションで落札
アメリカで開催されたオンラインオークションにて、スバル製2.2リッター水平対向4気筒エンジン「EJ22」を積む特別なカスタムトライクが出品されました。ユニークな構造を持つこのトライクは、どのような仕様なのでしょうか。
スバルエンジン搭載の…トライク!?
アメリカのオークションサイト「Bring a Trailer」の2025年8月に開催されたオークションにおいて、独特な仕様を持つ「スバル製エンジン搭載トライク」が出品されました。
今回オークションに登場したのは、2000年代に製作されたとみられるカスタムトライクです。

最大の特徴は、「インプレッサ」や「レガシィ」に搭載されていたスバル製2.2リッター水平対向4気筒「EJ22」エンジンを搭載している点で、フォルクスワーゲン製の4速マニュアル・トランスアクスルと組み合わせられています。
車体は、ブラック仕上げのスチールフレームにブルーの外装を組み合わせ、全体的にメカニカルで力強い雰囲気を演出。
さらに、15インチのソリッドアルミホイールが装着され、フロントは165R15タイヤ、リアにはBFグッドリッチの245/60ラジアルT/Aタイヤが備えられています。
足回りには、フロントがデュアルショックとORWリミットストラップを組み合わせたリーディングリンクフォーク、リアはQA1製調整式コイルオーバーによる独立懸架が採用され、安定した走行性能を目指した構成です。
また、制動は、3輪すべてにディスクブレーキが与えられています。
なお、エクステリア上の装備としては、LEDライトやドライビングライト、リアエンジンガード、パニアケースが搭載されています。
塗装面には一部でオレンジピール状の質感が見られるものの、カスタムならではの個性が強調されています。
コクピットまわりには、クローム仕上げのプルバック式ハンドル、クロームグリップ、デュアルミラーが備えられ、クリアウインドシールドが装着。
そして、燃料タンク上には、VDO製120マイル(約193km/h)スピードメーターと、7000rpmタコメーターが配置されています。
さらに、オートメーター製の補助計器により油温、水温、電圧を監視できます。
心臓部となるEJ22エンジンには、「EMS Stinger V4 4424」スタンドアロンECUが組み込まれています。
2015年におこなわれたリークダウンテスト記録も残されており、メカニカルコンディションを把握できる資料が付属していました。
トランスアクスルは、VW由来の「フリーウェイ・フライヤー」ギアセットを備え、シフトはEMPI製シフターで操作されるといいます。
このトライクはカリフォルニア州発行のモーターサイクル登録がなされており、車検証には「2007年特別製作車両」と記載されています。
なお、この個体は最終的に4700ドル、日本円にして、およそ72万円で落札されました。
最終的な入札件数は10件にのぼったほか、閲覧数は5000回を超え、305名がウォッチリストに登録するなど高い関心を集めたようです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。



















































