ダイハツの新「商用バン“SUV”」公開! カクカクな「旧車デザイン」&便利な「スライドドア」採用! 全長4m級の「グランマックス タフガイ」尼国に出現
2025年10月1日から5日まで開催された「バンドン国際オートショー 2025」でダイハツは「グランマックス タフガイ」を出展しました。はたしてどのようなクルマなのでしょうか。
レトロ顔の商用バンSUV!
2025年10月1日から5日まで開催された「バンドン国際オートショー 2025」でダイハツは「グランマックス タフガイ」を出展しました。
出展車両の中でひときわ異彩を放ち、熱い視線を集めていました。

グランマックスは、2007年11月にインドネシアで「ビジネスの相棒」をキャッチコピーに誕生した小型商用車です。
現地ではピックアップ、バン、最大9人乗りの乗用ミニバスと、多彩なバリエーションを展開しています。2022年には改良を受け、1.5リッターモデルは新世代の「2NR-VE」型エンジンに刷新されました。
インドネシア仕様のボディサイズは全長4045mm×全幅1665mm×全高1930mmです。パワートレインは最高出力88PSの1.3リッターエンジンと、97PSを発揮する1.5リッターエンジンの2種類を設定しています。
駆動方式はFR(後輪駆動)。トランスミッションは5速MTのほか、2025年9月にはバンにAT仕様も追加されています。
今回インドネシアで公開された「グランマックス タフガイ」は、この実用的なグランマックスをベースにした特別なカスタム仕様車です。
著名人のGofar Hilman(ゴファー・ヒルマン)氏や、インドネシアのモディファイ団体「NMAA」とのコラボレーションによって制作されました。
最大の特徴は、クラシカルな丸目のヘッドライトが目を引くフロントマスクです。樹脂製のガードやスキッドプレート風のパーツも装着され、まるでSUVのようなレトロでタフなスタイルに仕上げられています。
この「タフガイ」は展示用のワンオフに近いモデルで、市販の予定はありません。しかし、インドネシアで7月から9月にかけて実施されるキャンペーンにおいて、1台がプレゼントされる景品になっていることが明かされており、大きな注目を集めています。
ダイハツはインドネシア市場で絶大な人気を誇り、今回の発表では「お客様からの信頼が、17年連続で国内販売第2位という地位に導いてくれました」と述べています。
多くのファンに支えられているからこそ実現した「グランマックス タフガイ」は、ダイハツの遊び心と自信の表れと言えるのかもしれません。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。


















































