新車282万円! 日産「“新”小さな高級車」に“問合せ殺到”!? 全長わずか4mで「クラス超え高級インテリア」採用! 50代以上&輸入車オーナー注目の「新ノートオーラ」 販売店でも話題に
日産は2025年8月に「ノートオーラ」一部改良モデルを発売しました。販売店には多数の問い合わせが入っているようです。
安全装備のアップデートを中心に改良が行われた日産「ノートオーラ」
2025年8月に一部改良が行われた日産「ノート オーラ」。
発売から1ヶ月が経過し、その後のユーザーの反響についてディーラーに問い合わせてみました。

ノート オーラは、同社の主力コンパクトカー「ノート」の上級モデルで、3代目ノートがデビューした後、2021年6月に登場しました。
専用のボディやパワートレインを採用したほか、内外装の細部に至るまで「上質さ」にこだわったコンパクトカーで、美しさと機能性を両立させた「少し先の未来」を感じさせるモデルです。
ボディサイズは全長4045mm×全幅1735mm×全高1510mm。参考までに、標準のノートのボディサイズは全長4045mm×全幅1695mm×全高1520mm。ワイドボディ化で全幅はノート オーラが40mm幅広く、3ナンバー(普通車)サイズのクルマとなります。
パワートレインは日産独自のハイブリッドで第2世代「e-POWER」となる、1.2リッター直列3気筒DOHC発電用エンジン+モーターを搭載。エンジンの最高出力は82馬力・最大トルク103Nm、モーターの最高出力は136馬力・最大トルク300Nmを発揮します。
上級モデルにあたる「Gレザーエディション」および「G FOURレザーエディション」では本革シートを標準装備されるほか、全車に8スピーカーの「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」をメーカーオプション設定するなど、コンパクトカーのクオリティを超えた、高級感が味わえます。
2024年6月にはマイナーチェンジが実施され、デザインの一部変更や新色の設定が行われています。
そして、今回実施された一部改良では、走行中に車両や歩行者を検知し衝突回避をアシストする「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の左右検知範囲が大幅に拡大。
左右から走行してくる自転車などに対する検知性能を向上したほか、各種最新の法規に適合するようアップデートされています。
また、リアシートの人や荷物の置き去りを防止するために、降車前にドライバーへお知らせする「後席リマインダー」を全グレードに標準装備し、使い勝手を高めています。
価格(消費税込)は、「G(2WD)」が282万1500円、「G(2WD)レザーエディション」が291万2800円、「G(4WD)FOUR」が310万7500円、「G(4WD)レザーエディション」が319万8800円です。
安全装備のアップデートを中心に一部改良が行われたノート オーラ。販売店への反響について、9月下旬に首都圏にある日産ディーラーに問い合わせてみました。
「ノート オーラのお客様の主な年齢層は50代〜60代です。
実際にご来店いただくお客様に話を伺うと、今回の一部改良でどの部分が変更されたのかを気にされるお客様が多い印象を受けます。
『長く乗るつもりだからオプション装備もしっかり吟味したい』といったお客様が多いですね。
それだけに、価格上昇にもシビアです。今回の一部改良で2WDモデルが約4万円、4WDモデルで約5万円の値上がりです。
ご納期までの期間は1ヶ月〜1ヶ月半が目安となっています」
また、ほかの日産ディーラーにも聞いてみました。
「ノート オーラは、コンパクトカーで質感の高いクルマを求めていらっしゃる方にご支持いただいております。
子育て中はミニバンだったけれど、家族で出掛ける機会が減ったのでコンパクトなクルマに乗りたい。
フォルクスワーゲン『ポロ』や『ゴルフ』にも興味があるけれど、ハイオク指定だし、輸入車は維持費が掛かるイメージがある。
スポーティすぎる外観だと派手すぎるので、落ち着いたクルマがいい。
さらに安心して乗れる日本車で上質なコンパクトカーというと、意外と選択肢が少ないことに気づかれるそうです。
当店では50代半ば〜60代半ばのお客様が多いですね。グレードでいうと、G(2WD)レザーエディションが人気です。
ご納期は1ヶ月半くらいが目安です」
大きなクルマからのサイズダウンというと、軽自動車か、コンパクトSUVの方がさまざまなモデルがあります。
また乗用車で上質なコンパクトカーというと、日本車よりも輸入車の方が豊富な選択肢があります。
ノート オーラならではの魅力は、現代の日本車において「唯一無二の存在」なのかもしれません。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

























































































