トヨタ新「“4WD”コンパクトスポーツ」発表! 最上級より「30万円」安くて燃費もイイ! 全長4.4mボディに「300馬力超えエンジン×6速MT」搭載! 「GRカローラ」最安モデルとは?

TOYOTA GAZOO Racingは2025年9月18日に「GRカローラ」の一部改良モデルを発表しました。なかでも最も安く購入できるモデルは、一体どのような仕様なのでしょうか。

進化した最安モデルの仕様とは?

 2025年9月18日、TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は「GRカローラ」の一部改良モデルを発表し、注文受付を開始しました。発売は同年11月3日です。

 なかでも最も手頃な価格のエントリーモデルとは、一体どのようなクルマなのでしょうか。

イマドキ希少なマニュアルモデル!
イマドキ希少なマニュアルモデル!

 GRカローラは、レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという、TGRが掲げる「モータースポーツを起点とした、より良いクルマづくり」の理念に基づいて開発されたモデルです。

 トヨタ自動車株式会社代表取締役会長の豊田章男氏が掲げる「お客様を虜にするカローラを取り戻したい」という強い想いのもと生み出されたGRカローラは、スーパー耐久シリーズなど国内サーキットを中心としたモータースポーツ参戦で得た知見を活かし、進化を重ねています。

 GRカローラは2022年、米国カリフォルニア州ロングビーチにて世界初披露されました。

 その後、日本仕様が発表・販売されています。

 今回の一部改良では、ボディ骨格と吸気冷却性能が向上しました。

 まず、国内サーキットでは発生しないほどの強烈な上下左右Gに耐えるため、ボディ骨格を強化。

 フロントボディ、フロア、リアホイールハウス付近を中心に、構造用接着剤の塗布量を従来のRZグレード比で13.9m増加させ、合計32.7mに延長しました。

 これにより、質量増加を最小限に抑えつつ、より高剛性なボディを実現しています。

 また、長時間の全開走行でエンジンルーム内温度が上昇した場合でも安定したエンジン出力を確保できるよう、「クールエアダクト」を追加。

 高負荷走行時の吸入空気温度上昇が大幅に抑えられています。

 さらに、街中での走行でもエモーショナルなモータースポーツサウンドを楽しめるよう、JBLプレミアムサウンドシステム(メーカーオプション)が充実。

 新たにサブウーハーが搭載され、スピーカー数は8から9に増加し、よりクリアで迫力のある音響を実現しました。

 加えて、従来装備のANC(アクティブノイズコントロール)のチューニングも最適化され、エンジン音などの不快なこもり音も低減されています。

 そんな進化を果たしたGRカローラのなかで、最も安価なモデルがRZ 6速MT(4WD)です。

 ボディサイズは、上位モデルと変わらず全長4410mm×全幅1850mm×全高1480mm、ホイールベースは2640mm。

 内装もほぼ同等の装備で、共通仕様が多くあります。

 パワートレインは上位モデルと同じG16E-GTS型1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載し、最高出力304ps、最大トルク400Nmを発揮します。

 RZ 6速MT(4WD)はiMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)により、クラッチペダルとシフト操作を検知し、エンジン回転数を適切に制御してスムーズな変速をアシスト。

 また、日常からサーキットまで快適に加速できるよう、ファイナルギアも設定されています。

 燃費はWLTCモードで12.4km/Lと、上位モデルより2.0km/L良好です。

 価格(消費税込)は568万円で、上位モデルとの差は30万円。

 価格差があるにもかかわらず、燃費は優れ、性能や装備の多くは共通です。

 さらに、マニュアルトランスミッションを選択できる点も大きな魅力と言えるでしょう。

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Writer: 紫苑玲

栃木県在住。新車、軽貨物、車の中古買取相場、テック、金相場などのジャンルで記事を執筆するフリーランスライター。ドライブが趣味。SUVとスポーツカーの2台を使い分け中。自宅前が登山道のため、緊張感がある車生活を送っている。

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