ホンダ新型「青いプレリュード」米国で発表! 日本にはないボディカラー「“鮮烈”ブルー」がカッコいい! 24年ぶりに復活した“スペシャリティカー”の魅力とは?
ホンダ米国法人は2025年9月4日、24年ぶりに復活を遂げた2ドア・スポーツクーペ「プレリュード」を発表しました。日本や欧州の仕様にはない鮮やかなブルーをまとった新型プレリュードは、はたしてどのようなクルマなのでしょうか。
米国でも発表された“新世代スポーツクーペ”
ホンダ米国法人は2025年9月4日、多くのファンが待ち望んでいた2026年モデルの新型「プレリュード」を発表しました。
25年ぶりにその名が復活したこの2ドアクーペは、最新のハイブリッド技術と「シビックタイプR」譲りの高性能シャシを融合させた新時代のスポーツクーペとして、2025年後半に米国で発売されます。

プレリュードは、1970年代末から2001年にかけて販売されたホンダを代表する2ドア・スポーツクーペの名車です。
今回の復活では、その伝統を受け継ぎつつ、ドライビングの楽しさと環境性能を高い次元で両立させるモデルとして開発されました。
パワートレインには、シビックハイブリッドで高く評価されている2リッター直列4気筒エンジンと2モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力200馬力、最大トルク232lb-ft(約315Nm)を発生。静かで力強い加速を実現します。
注目の新技術が「Honda S+ Shift」です。
これはハイブリッド車でありながら、パドルシフターを操作することで、レブマッチしたかのようなブリッピングを伴い、まるで高性能トランスミッションのような擬似的な変速フィールを楽しめる新しいドライブモードです。ホンダはこの技術を、今後のハイブリッド車にも展開していく計画です。
足回りには、シビックタイプR譲りのデュアルアクシス・ストラット式フロントサスペンションや、プレリュード専用にチューニングされたアダプティブダンパー、ブルーに塗装されたブレンボ製4ピストンフロントブレーキキャリパーが採用され、快適な乗り心地と正確なハンドリングを両立しています。
エクステリアは低くシャープなノーズとワイドなスタンスが特徴で、ルーフは往年のスポーツカーを彷彿とさせる“ダブルバブル”形状となっています。
米国仕様のボディサイズは全長4531mm×全幅1880mm×全高1356mm、ホイールベース2606mmと発表されており、スポーティなプロポーションと快適なキャビンスペースを兼ね備えています。
19インチアルミホイールやフラッシュサーフェス化されたドアハンドルが、滑らかで筋肉質なボディラインを際立たせます。
ボディカラーは新色「ウィンターフロスト・パール」を含む全5色で、日本や欧州仕様では設定されていない鮮やかな「ブーストブルーパール」も用意されました。
インテリアは2+2のシートレイアウトを持つドライバー中心の設計です。レザー仕上げのスポーツシートは、運転席のホールド性と助手席の快適性を重視した左右非対称設計のボルスターが特徴で、千鳥格子のパターンが施されています。
10.2インチのデジタルメータークラスターと9インチのHDタッチスクリーンに加え、BOSEプレミアムサウンドシステム(8スピーカー)やワイヤレス接続対応のApple CarPlay/Android Autoが快適なドライブを支えます。
リアシートは60:40の分割可倒式で、後席を倒せばゴルフバッグなど長尺物も積載できる広い荷室空間を確保。日常の実用性にも配慮されています。
安全装備も充実しており、ホンダの先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」が標準で搭載され、スポーツ走行から日常の運転まで高い安全性を提供します。
新型プレリュードは、これらの装備をすべて標準で備えた単一グレード構成となり、2025年後半に全米のホンダディーラーで発売予定です。価格は後日発表される見込みです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。














































