スズキ斬新「ハスラー“クーペ”」に反響集まる! 流麗ボディ×「大径タイヤ」の外装に「特別感あってカッコイイ」の声も! “専用デザイン”がもり沢山でカッコイイ「軽SUV」が凄かった!
スズキは2013年の東京モーターショーにて、軽クロスオーバー「ハスラー」をベースとしたクーペ風のコンセプトカーを出展しました。そのスタイルに今もなおネット上では複数の反響が集まっています。
クーペ軽SUVに「欲しい」「売れると思う」の声も!
スズキが展開する軽クロスオーバー「ハスラー」は、2020年に登場した現行型が登場以来安定した人気を誇り、軽自動車市場のなかでも存在感を放ち続けています。
そんなハスラーですが、実は2013年の東京モーターショーにおいて、通常のラインナップとは一線を画すコンセプトカー「ハスラークーペ」が公開されていました。
初代ハスラーが市販化される直前に発表されたこのモデルは、これまでの軽クロスオーバーのイメージを覆す、スポーティかつ個性的なスタイルを提案。
そのデザインに今もなおネット上では反響が集まっています。

ハスラークーペは初代ハスラーをベースに仕立てられた2ドア風のデザインを持ち、ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mmと軽規格に収まりながら、標準車に比べて全高を35mm低く設定。
ルーフラインを後方にかけて絞り込むことで、まるで本格的なクーペを思わせるシルエットを描き出していました。
専用のアルミホイールにはレッドの差し色が加えられ、ピラーに隠された後席ドアハンドルやホワイトルーフの大型スポイラーなど、細部までこだわりが見て取れます。
フロントフェイスにはブラックのバンパーガーニッシュや「HUSTLER」のアルファベットエンブレムを配置し、通常仕様にはない特別感を演出。
当時展示された個体は鮮やかなレッドとホワイトルーフのツートーンカラーが採用され、軽自動車でありながら遊び心と上質さを同時に表現していました。
しかし、この完成度の高いデザイン提案車は市販化には至らず、ハスラーの正式なラインナップとして加わることはありませんでした。
その理由のひとつには、軽自動車に求められる「実用性」の壁があったと考えられます。
居住性や使い勝手を優先する傾向が強い軽の市場において、スタイル重視のクーペルックは販売面でのリスクが大きかったのです。
実際に同時期、ホンダが投入した「N-BOXスラッシュ」も、独自性は評価されつつも2020年に販売を終了。市場で長く生き残ることはできませんでした。
それでもハスラークーペの存在は無駄ではなく、のちに市販化された特別仕様車へと一部の要素が反映されました。
2015年に追加された「Jスタイル」では、フロントグリルにHUSTLERのエンブレムを装着し、ボディカラーに2トーンを採用。
この仕様は、ハスラークーペで試されたデザインを市販車に活かした好例といえるでしょう。
現行型ハスラーは2代目として2020年に誕生し、角ばったボクシーなフォルムをまといながらも初代のアウトドア志向を継承。
幅広い層のユーザーに支持されています。その陰には、かつてのハスラークーペが示した「遊び心あるデザイン」の精神が息づいているのかもしれません。
そんなハスラークーペに対して、今なおネット上ではコメントするユーザーも見られます。
特に「市販化されなかったのが残念すぎる」「今出せば逆に売れると思う」「スズキはチャレンジングなモデルをもっと出してほしい」「ハスラーのデザインは軽の中でも特別感がある」「クーペスタイルの軽ってやっぱりカッコいい」「実用性よりデザイン重視の人もいるから、 出してほしい」「あのときの完成度を考えると、量産しなかったのはもったいない」など、惜しむ声や再登場を期待する声が目立ちます。
ハスラークーペが現代に復活する可能性は不明ですが、軽自動車においてもスタイルを追求する提案が再び求められる時代が訪れるかもしれません。
Writer: くるまのニュース編集部
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