「ギャー!」クルマの中に「虫」が入ってきた! 残暑続く9月こそ注意! 慌てて「潰す」の絶対NG! スマートに車外へ追い出す「簡単な方法」とは
まだまだ残暑が厳しい季節が続きます。この時期、フロントガラスに張り付く虫や車内へ入り込む羽虫に頭を抱える人も多いはず。なぜクルマは夏に虫を呼び寄せるのか、そしてどう防げばよいのでしょうか。
「虫被害」を防ぐ「防衛術」とは
9月に入っても、厳しい残暑が続いています。もともと8月頃に活発になるはずの虫たちは、近年9月頃に活動の季節を移しつつあるようです。
そうなると、多くのドライバーにとっては、「虫」との戦いの季節も続くことになります。
効果的な対策はあるのでしょうか。
![ドライバーと「虫」との戦いはまだまだ続く!?[画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2025/08/20240809_mushi_004.jpg?v=1723191635)
暑い時期のクルマが、いわば「虫の磁石」と化す要因は、ヘッドライトやボディが放つ紫外線や熱、排気ガスや芳香剤が漂わせる二酸化炭素や甘い匂い、そして車内に残る食べこぼしや湿気です。
光・熱・匂いという虫の行動トリガーがそろうことで、走行中はもちろん駐車中でも虫を引き寄せてしまいます。
まず重要なのは、侵入を未然に防ぐことです。窓やバックドアに装着する市販のメッシュネットは、通風を確保しつつ蚊やハチを遮断する最も確実な手段といえます。
ボディにガラス系コーティングを施工して塗装面を滑らかにしておけば、走行中に付着した虫の体液が固着しにくく、除去も容易になります。
駐車場所を選ぶだけでも効果があり、水銀灯直下や草むら、水たまりの近くを避ければ、誘引率を大幅に減らせます。
それでも車内に虫が入り込んだ場合は、安全に追い出す行動が欠かせません。
走行中に羽虫が視界を飛び回っても、無理に叩き落とそうとせず、まず安全な場所へ停車しましょう。
小さな虫や蛾であれば、すべての窓を開けてタオルでそっと外へ逃がすのが理想的です。
刺す危険があるハチの場合は、乗員が車外に避難し、自然に出て行くのを待つ方法が推奨されます。
どうしても駆除が必要な場合は、殺虫成分を含まない冷却スプレーが有効で、薬剤の残留や内装への影響を抑えられます。
なお、すべての窓を全開にして一定速度で数分間走行すると、風圧で虫が外へ流れ出るケースもSNSなどで多く報告されています。大きな虫を捕まえる際はビニール袋を使い、潰さずにリリースすることで車内を汚さずに済みます。

























