「ギャー!」クルマの中に「虫」が入ってきた! 残暑続く9月こそ注意! 慌てて「潰す」の絶対NG! スマートに車外へ追い出す「簡単な方法」とは
しつこい「虫汚れ」を除去する方法とは
夜間などの高速走行のあとに広範囲へ虫が付着した場合は、70℃前後のお湯に浸したクロスを使い数分蒸らすことで、洗浄力が向上します。
走行後の塗装面に付着した虫の死骸は、早期に除去しないと酸性体液が塗装を侵し、焼き付きシミになります。
付着直後であれば、ペットボトルの水とマイクロファイバークロスで優しく拭き取りましょう。乾いて固着してしまった場合は、泡タイプの虫取りクリーナーをたっぷり吹き付け、十分にふやかしてから除去します。
![車内を清潔に保つことも重要![画像はイメージです]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2024/07/20230727_Accident_Trouble_cleaning_007.jpg?v=1690456115)
室内清掃も忘れてはなりません。
週1回の掃除機がけと水拭きで、糖分や皮脂を除去すれば、アリやゴキブリの餌を断ち、ダニの繁殖も抑えられます。
アウトドアや車中泊で長時間ドアを開け放つ場合は、車外に蚊取り線香やUSB給電式拡散器を設置して忌避ゾーンを形成し、肌にはイカリジン配合の虫除けを塗布すると安心です。
どうしても大量発生で困った場合は、クルマ専用の除菌消臭タイプ燻蒸剤でリセットする方法もあります。
ただし、作動後の換気と内装の拭き上げは必須となる家庭用の(いわゆる“バルサン”のような)燻煙剤の流用は避けましょう。
※ ※ ※
夏の虫対策は、誘因要因の排除、物理バリアによる遮断、安全な追い出し、そして早期清掃という一連の流れを意識することが肝心です。
メッシュネット、ビニール袋、冷却スプレー、マイクロファイバークロス、ペットボトルの水を車内に常備しておけば、愛車は「虫の磁石」から「快適なサンクチュアリ」へと変貌するでしょう。
万全の防衛ラインでストレスフリーなドライブを楽しんでみてはいかがでしょうか。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

























