トヨタ「“新”7人乗りSUV」発表! パワフルなターボエンジンに“すごい四駆”を搭載! 迫力“RAV4顔”×豪華内装もイイ「ハイランダー」米国仕様は何が変わった?

トヨタ「ハイランダー」の最新モデル(2026年モデル)が米国で発表されました。どのような3列シートSUVに進化したのでしょうか。

パワフルなターボエンジンに“すごい四駆”を搭載!

 トヨタの米国法人は2025年9月5日、3列シートSUV「ハイランダー」の2026年モデルを発表しました。

 ハイランダーは、北米および中国を中心に販売されている海外市場専売モデルです。

 2026年モデルでは、どのような3列シートSUVに進化したのでしょうか。

トヨタ「ハイランダー 2026年モデル」
トヨタ「ハイランダー 2026年モデル」

 2000年に登場した初代ハイランダーは、日本市場で「クルーガー」の車名で販売されていましたが、2代目からは海外のみで販売されるモデルとなりました。

 現行モデルは2019年11月にフルモデルチェンジした4代目。全長4915mm×全幅1931mm×全高1730mmと大柄なボディに、「RAV4」との共通性を感じさせるフロントマスクを装着した迫力のあるデザインと、3列シートを備えた豪華な内装が特徴です。

 今回発表された2026年モデルのハイランダーにおける最大の変更点のひとつが、ガソリンモデル全車に全輪駆動(AWD)が標準装備されたことです。これにより、天候や路面状況を問わず、より安定した走行性能が可能になります。

 また、グレード構成も見直され、ガソリンモデルは「XLE」「XSE」「Limited」「Platinum」の4種類、ハイブリッドモデルは「XLE」「Limited」「Platinum」の3種類へと簡素化されました。

 パワーユニットは、ガソリンモデルには最高出力265hpを発生する2.4リッターターボチャージャー付きエンジンを搭載。力強い加速性能と、最大5000ポンドという高いけん引能力が魅力です。

 さらに、AWDシステムはグレードによって差別化が図られており、スタンダードモデルのXLEグレードには、必要に応じて後輪へ最大50%のトルクを配分する機械式AWDを搭載。スポーティグレードのXSEおよび上級グレードのLimited、Platinumには、より高度な「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が搭載されました。

 このシステムは、前後輪のトルク配分に加え、後輪の左右輪間のトルクも能動的に制御することで、コーナリング時の操縦安定性を飛躍的に向上させます。

 特にガソリン専用のXSEグレードは、専用チューニングされたサスペンションや内外装のデザインが与えられ、より俊敏でスポーティな走りを追求したモデルに仕上げられました。

 ハイブリッドモデルは、2.5リッターエンジンと2つのモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、システム最高出力243hpを発揮しつつ、優れた燃費性能が特徴です。

 駆動方式は、後輪を独立したモーターで駆動する「エレクトロニック・オンデマンドAWD」を全グレードで標準装備し、路面状況に応じて後輪へシームレスに駆動力を配分し、燃費効率と安定走行を高い次元で両立させています。

 さらに、LimitedとPlatinumグレードには「予測効率ドライブ(PED)」という先進機能が標準装備されました。

 これはドライバーの運転習慣やナビゲーションのルート情報から先の道路状況を予測し、バッテリーの充放電を最適に制御することで、実用燃費の向上に貢献するインテリジェントなシステムです。

 インテリアは、3列シートSUVとしての実用性と快適性をさらに向上。シートは手触りの良いSof-Texまたは上質な本革トリムが用意され、2列目シートは7人乗りのキャプテンチェアに加え、一部グレードでは8人乗りを可能にするベンチシートも選択できます。

 インフォテインメントシステムも大きく進化し、トヨタの最新世代である「トヨタ・オーディオ・マルチメディア・システム」を全車に搭載。標準の8インチに加え、オプションや上位グレードでは視認性に優れた12.3インチの大型タッチスクリーンが装備されます。

 このシステムはOTA(Over-the-Air)によるソフトウェアアップデートに対応しており、常に最新の機能を利用できるほか、ワイヤレスのApple CarPlayおよびAndroid Autoにも対応し、スマートフォンの連携もスムーズです。

 上級グレードでは、11スピーカーのJBLプレミアムオーディオシステムが搭載され、臨場感あふれるサウンド空間を演出します。

 安全性においては、先進の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense 2.5+」が全車に標準装備。これには、歩行者検知機能付きプリコリジョンシステムや全車速追従機能付きレーダークルーズコントロールなどが含まれます。

 さらに、これまで上級グレードに設定されることが多かったブラインドスポットモニター(BSM)とリアクロストラフィックアラート(RCTA)が全車標準となり、車線変更時や後退時の安全確認を強力にサポートします。

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Writer: くるまのニュース編集部

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