ホンダの最新「高級“7人乗り”ミニバン」に注目! 存在感強め“マスク”×「ファーストクラス級」シート採用! 奇跡の“再販”で豪華さもアップした“老舗”ブランド「オデッセイ」がスゴい!

ミニバンの老舗ブランドであるホンダ「オデッセイ」。高級ミニバンとしてのキャラクターを強化し魅力を高めた最新モデルについて紹介します。

2021年に生産終了後、2023年に“奇跡の復活”を遂げた高級ミニバンとは

 デビューから30年以上が経過したミニバンの老舗ブランド、ホンダ「オデッセイ」。

 最新モデルは高級ミニバンとしてのキャラクターを強化しています。

 どのようなクルマなのでしょうか。

豪華さアップ! “老舗”「高級“7人乗り”ミニバン」どう変わった!?
豪華さアップ! “老舗”「高級“7人乗り”ミニバン」どう変わった!?

 現在までのミニバンブームに貢献してきたオデッセイは、1994年に初代が誕生しました。FFレイアウトのアコードをベースに、セダンの背を高くしたようなタイプで、大ヒット作になりました。

 5代目を数える現行型から後席がスライドドアになり、それまでのヒンジ式(スイング式)リアドアから決別しています。

 現行のボディサイズは、全長4860mm×全幅1820mm×全高1695mmで、全長4995mm×全幅1850mm×全高1935mmのトヨタ「アルファード」と比べると、135mm短く、30mm狭く、240mmも低くなっています。

 大型ミニバンカテゴリーは、堂々たる体躯と広々したキャビンとラゲッジを備えるアルファード/ヴェルファイアの独占状態で、オデッセイや日産「エルグランド」はボディサイズやパッケージングなどにより苦戦してきた面もあるかもしれません。

 現行型は2016年のハイブリッドの追加、2017年のマイナーチェンジなどを経た後、2020年のマイナーチェンジでは、指摘されることが多かった乗り心地が明らかに改善しています。

 しかし、2021年に狭山工場の閉鎖に伴い生産終了がアナウンスされ、翌年の在庫販売が終了するまで、駆け込み需要もありました。

 2023年に一部改良を受けて復活した現行型は、中国での生産になります。

 ワイドで厚みもあるフロントマスクは、水平基調の5本メッキバーに突起状のデザインが施され、存在感を高めています。

 大型ミニバンに求められる2列目シートの豪華さも増し、4ウェイパワーシートを採用。オットマンとリクライニングが電動化されたことで操作性も引き上げられています。

 さらに、セカンドシートにシートヒーターや折りたたみ式センターテーブル、ミニテーブル付アームレスト、足元にタイプCのUSBチャージャーが備わり、全車に標準化されています。

 また、「e:HEV ABSOLUTE・EX」、「e:HEV ABSOLUTE・EX BLACK EDITION」に本革シートをはじめ、ワイヤレス充電器、ハンズフリーアクセスパワーテールゲートなどを標準装備。

 パワーユニットは、2リッターエンジンに2モーターを組み合わせるハイブリッドの「e:HEV(イーエイチイーブイ」のみで、CVTとFFとの組み合わせになります。

 なお、先の一部改良では、「減速セレクター」が新たに全車に標準装備されています。

 これにより、アクセルオフ時の減速具合の調節が可能になり、山道や高速道路などでの減速や先行車との車間距離も維持しやすくなりました。また、軽い操作感が特徴の「エレクトリックギアセレクター」もオデッセイに初めて採用されています。

 3列目はアルファード/ヴェルファイアと比べるとシートサイズも足元空間も頭上まわりも狭いものの、身長171cmの筆者(塚田勝弘)でも実用になる広さ、座り心地を確保。1列目から3列目まで大人が無理なく座れるキャビンを備えています。

 サードシートは床下格納になるため、乗る機会が少ないのであれば、ステーションワゴン的に荷室を使うことができます。

 また3列目を格納した状態で2列目を最後端にスライドさせれば、リムジンのような広大な足元スペースが広がります。

 なお3列目は、背もたれを前に倒した後に後方に反転させて格納させます。

 一体格納式であるため、荷物が載っている場合は一度荷物を車外に降ろすなどの手間はありますが、先述したようにワゴンのようにフラットな空間が広がります。

 そのほか、「近距離衝突軽減ブレーキ」、「オートハイビーム」、「急アクセル抑制機能(オンにするには、ディーラーでの作業が必要)」などを用意した先進安全装備の「ホンダ・センシング」も備わります。

【画像】超カッコいい! これがホンダの「高級“7人乗り”ミニバン」です! 画像で見る(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: 塚田 勝弘

中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー