なぜ「保管場所標章」無くなった? 誕生&廃止の理由は? 34年の歴史に幕も「500円浮く」の声… 車体後方のアイコンとは
実は「車検ステッカー」の位置も変更されていた…知ってた?
長い年月を経て自動車関連の手続きも変化しており、2023年7月からは車検証の有効期間が表記された「車検ステッカー」の貼付位置も変更されています。
以前は「前方から見やすい位置」として、フロントガラスの上部真ん中付近にステッカーを貼り付けていました。
現在は「運転者側上部で車両中心から可能な限り遠い位置」、つまり運転手から見て右上部にステッカーを貼ることとなっています。
これは車検証の有効期間を運転手から見えやすい位置にすることで無車検運行を防止するねらいがあります。
ユーザーからは「貼る位置が変わったからって意味ない気がする」「どの程度の効果があるのか」など、実効性に疑問を持つ声も寄せられています。

※ ※ ※
今年4月からクルマの保管場所標章が廃止され、現在貼付されている標章を剥がすことも可能となりましたが、SNS上では「剥がしたけど跡が残って落ちない」という声も聞かれました。
もし標章を剥がす場合は、専用の剥がし剤やスクレイパーといった用具を活用するほか、クルマのフィルムや電熱線などを削らないよう注意が必要です。
Writer: 元警察官はる
2022年4月からウェブライターとして活動を開始。元警察官の経歴を活かし、ニュースで話題となっている交通事件や交通違反、運転免許制度に関する解説など、法律・安全分野の記事を中心に執筆しています。難しい法律や制度をやさしく伝え、読者にとって分かりやすい記事の執筆を心がけています。
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