ホンダ最新型「スーパー“セダン”」初公開へ! 超ワイド&ローボディ採用! 「ランボルギーニ」みたいと話題の超カッコイイ「Honda 0 SALOON」とは
ホンダが2025年10月末から開催される「ジャパンモビリティショー2025」の出展概要を発表しました。その中で、注目を集めるのが日本初公開となる次世代EVです。はたしてどのような未来のクルマが姿を現すのでしょうか。
次世代の旗艦「Honda 0 SALOON」がついに日本上陸
ホンダは2025年8月28日、「Japan Mobility Show 2025(ジャパンモビリティショー)」(プレスデー:10月29日~30日、一般公開日:10月31日~11月9日)の出展概要を発表しました。
今回のホンダブースでは、「“夢”の力が生み出した『陸・海・空の幅広いモビリティを展示』」をコンセプトに掲げています。
創業以来、夢を原動力に総合モビリティカンパニーとして挑戦を続けてきたホンダらしく、四輪車や二輪車だけでなく、小型ビジネスジェット機「HondaJet Elite II」の実物大インテリアモックアップや、船外機のフラッグシップモデル「BF350」なども展示し、陸・海・空の各領域で活躍する幅広いモビリティを紹介する予定です。

数ある展示の中でも特に注目を集めているのが、ホンダが展開する次世代EV「Honda 0(ゼロ)シリーズ」のフラッグシップモデル「Honda 0 SALOON Prototype(以下、0サルーン プロトタイプ)」が日本で初めて公開されることです。
この0サルーン プロトタイプは、ホンダの新たなEV時代を象徴する4ドアEVです。新開発のEV専用アーキテクチャーを基盤とし、「Thin, Light, and Wise.(薄い、軽い、賢い)」という開発アプローチを具現化したモデルとされています。
その名の通り、公式寸法は未公表ながら全高を極端に低く抑えた「薄い」パッケージングが最大の特徴となっています。
エクステリアは、低く構えたウェッジシェイプのシルエットが強い存在感を放っています。フロントには電動カバー付きの縦長ライトユニットを備え、往年のリトラクタブルヘッドライトを彷彿とさせるとの声も聞かれます。
また、次世代EV専用にデザインされた新しい「H」マークが装着されているのも特徴です。その先進的なデザインは高く評価されており、SNSでは「ランボルギーニみたい」といった驚きの声が上がり、大きな話題となっています。
インテリアは、「人に寄り添う」ことを目指したHMI(ヒューマン・マシン・インターフェース)を掲げ、広々とした視界と直感的な操作性を両立しています。また、開放的な空間を演出し、ステア・バイ・ワイヤ技術を前提とした未来的なコクピットが広がります。
搭載技術も次世代を見据えたものです。ホンダ独自の車両OS「ASIMO OS」は、OTA(Over The Air)によるソフトウェアアップデートで機能が進化し続けます。
また、レベル3の自動運転技術を含む高度な運転支援システムや、ステア・バイ・ワイヤと連携した姿勢制御技術なども搭載される見込みです。
パワートレインには、高効率な「e-Axle」や軽量・高密度のバッテリーを採用。性能目標も高く、急速充電ではバッテリー残量15%から80%までを約10〜15分で完了させ、10年後のバッテリー容量劣化を10%未満に抑えることを目指しています。
この0サルーンはコンセプトカーに留まらず、量産モデルが2026年にまず北米市場で導入され、その後グローバルに展開される計画です。
生産は米国オハイオ州のホンダEV生産拠点「Honda EV Hub」で行われる予定で、その技術やデザイン思想は、同じく0シリーズの第一弾として登場する「Honda 0 SUV Prototype」にも反映されています。
今回のジャパンモビリティショー2025では、この0サルーン プロトタイプのほかにも、中型SUV「Honda 0 SUV Prototype」がジャパンプレミアとして展示されます。
さらに、市販モデルとして交換式バッテリーを採用した電動二輪コミューター「CUV e:」や、大型クルーザーモデル「Rebel 1100 S Edition Dual Clutch Transmission」なども出展され、ホンダが描く未来のモビリティを間近で体感できる貴重な機会となりそうです。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。


































