日産「新型コンパクトSUV」まもなく発売!? “全面刷新”で全長4.3m級の「ちょうどイイサイズ」に! 高級感もアップした新型「キックス」日本仕様はどうなるのか
日産は2024年3月、米国で新型「キックス」を発表しました。それから1年余りが経過し、国内での導入が待たれるところです。日本仕様はどのようなクルマになるのでしょうか。
「キックス」のライバル「ヤリスクロス」に対するアドバンテージとは
国内のコンパクトSUV人気が高まり、各社から様々な車種が登場するなか、日産は2020年6月に発売した「キックス」1車種でいまも戦っている状況です。
そんなキックスですが、実は2024年に米国で先行してフルモデルチェンジを実施していました。
国内への導入も確実視されますが、果たして日本仕様の新型キックスはどのようなクルマになるのでしょうか。
![新型「キックス」国内導入に期待大![画像は北米仕様]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/09/20250901_NISSAN_KICKS_P16_001.jpg?v=1756693656)
現行型のキックス(P15型・日本仕様)は、BセグメントSUVとしては若干大きめのボディサイズが与えられているのが特徴です。
スリーサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1605mm。トヨタ「ヤリスクロス」の全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mmと比べると、全長は110mm長くなっています。
一方、最小回転半径は5.1mに収まり、ヤリスクロスの5.3mよりも小さく、狭い道路や駐車場事情でも取り回ししやすいのが美点です。
また全長の長さを活かし、大人4人が無理なく座れるパッケージも実現しています。
後席は600mmのニールーム、85mmのヘッドルームを確保し、ヤリスクロスのようにミニマムなライバル車よりも後席居住性のアドバンテージも感じられます。
ラゲッジの広さも現行型キックスの美点のひとつです。2WDは423リットル(4WDは276リットル)という荷室容量を確保しています。
ヤリスクロスの371リットル(アジャスタブルデッキボード非装着車)と比べても広く、458リットルを誇るホンダ「WR-V」には及ばないものの、同クラスのSUVとしては広めとなっています。
なおWR-Vは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mmと、キックスよりもさらに35mm長く、45mm背が高いなど、CセグメントSUVに迫るサイズ感となっています。
また日本仕様は、100%電動駆動の「e-POWER」(ハイブリッド)専用車となっています。
発電用の1.2リッター「HR12DE」型エンジンを搭載。機構的にはシリーズ式ハイブリッドに分類できます。フロントモーターのみの2WDのほか、前後モーターを備える電動4WDを追加設定しています。
2022年7月にはマイナーチェンジを受け、モーター出力を約5%、最大トルクを約7%引き上げた第2世代の「e-POWER」に移行するとともに、電動4WDを追加しています。
e-POWER搭載車は、モーター駆動ならではの緻密な駆動力制御が美点です。
中でも電動4WDは、前後のトルク配分を自在にコントロールすることで、雪上などの滑りやすい路面で高い安定性・走破性を実現しています。

そのほか、コンパクトSUVで初となる「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」の全車標準化も盛り込まれるなど、先進運転支援機能の充実ぶりも魅力です。
そんな現行型キックスは2024年5月に一部改良を受け、「インテリジェント・アラウンドビューモニター(移動物検知機能付)」を全車に標準装備。
リアコンビランプ一体型バックドアフィニッシャーを採用し、後ろ姿を中心に外観をリフレッシュするなど、いまも進化を続けています。




























































































