日産「新型コンパクトSUV」まもなく発売!? “全面刷新”で全長4.3m級の「ちょうどイイサイズ」に! 高級感もアップした新型「キックス」日本仕様はどうなるのか

海外向け「キックス」はすでにフルモデルチェンジ済みだが…

 一方、北米などにはフルモデルチェンジした3代目(「P16」型)の新型キックスが投入されています。

 P16型のボディサイズは、全長約4366mm×全幅約1800mm×全高約1630mmに拡大しました(数値は北米仕様車)。

 また内外装も大きく刷新されました。

 外観はスクエアで高級感の増したスタイリングに刷新され、内装も質感を大幅に高めたほか、モノリス型の横長な大型ディスプレイを採用し、先進的なイメージも加わりました。

先進性とともに高級感も大幅にアップした新型「キックス」(P16型)[画像は北米仕様]
先進性とともに高級感も大幅にアップした新型「キックス」(P16型)[画像は北米仕様]

 アメリカでは2025年8月末に最新の2026年モデルが発表されたばかりです。

 米国向けの2026年モデルは、「S」グレードにワイヤレスの「Apple CarPlay」と「Android Auto」に対応する12.3インチのインフォテイメントシステム、フロントにUSB-Cポートが2つ配置されました。

 さらに「SV」と「SR」向けに「寒冷地パッケージ」を新設しています。

 フロントシートヒーター、ヒーター付ミラー、リアフロアヒーターダクトからなるパッケージで、寒冷地の快適性、利便性を向上させています。

 そんな3代目の新型キックスが、日本にも導入されるのかが注目を集めています。

 国内向けの現行型は、すでにデビューから丸5年が経過しています。

 日本で人気のあるBセグメントSUV市場での存在感の向上、そして新型車の品揃えを充実させるのが急務という日産の現状も考慮すると、なるべく早い新型の登場が待たれます。

※ ※ ※

 北米などで先行発売されているP16型キックスは、直列4気筒2リッターガソリン自然吸気エンジンを搭載し、ハイブリッド車の設定はまだありません。

 国内向けに新型キックスを発売するなら、現行型同様にe-POWERを搭載することが見込まれます。

 今秋には国内最大の自動車ショー「ジャパンモビリティショー2025」が開催されることから、新型キックスの日本仕様が会場でお披露目される可能性もあるかもしれません。今後の動向に注目が集まります。

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Writer: 塚田 勝弘

中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。

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