トヨタ「新シエンタ」電動パーキング標準化&“メーカー初”の「画期的ブレーキホールド」が好評に! すでに入手困難か!? 販売店スタッフが語る「少し高くても“最上級モデル”が選ばれる理由」とは?

2025年8月5日、トヨタは「シエンタ」の一部改良モデルを発表しました。今回の改良について、販売店にはどのような反響が寄せられているのでしょうか。

電動パーキング標準化&初のブレーキホールドが好評に!

 トヨタ「シエンタ」は、取り回しのしやすいサイズでありながら、最大7人が乗車できる室内空間を備えたコンパクトミニバンです。

 3代目となる現行モデルは2022年8月に発売。

 使い勝手のよさと親しみやすいデザインを武器に、2025年1月から6月までの新車販売台数は乗用車全体で3位となる5万6882台を記録しています。

人気のコンパクトミニバン「シエンタ」
人気のコンパクトミニバン「シエンタ」

 2025年8月5日に一部改良が実施され、最新モデルでは、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能が全グレードに標準装備されました。

 ブレーキホールド機能は、電源を切っても設定が保持される仕様となっており、これはトヨタブランドとして初採用となります。

 また、安全装備も拡充。ドライバー異常時対応システムが全グレード標準装備となったほか、プロアクティブドライビングアシスト機能(PDA)に車線内走行時の常時操舵支援機能が追加されました。

 加えて、オートエアコンが全グレードに標準装備、ETC2.0+ドライブレコーダー(前後方)が「X」をのぞく全グレードに標準装備となりました。

 さらに、「Z」のハイブリッド車をベースに、モデリスタと共同開発したコンプリートカー「JUNO(ジュノ)」が新たに設定されました。

 乗車人数2人の“バン仕様”のジュノは、後席やラゲージ部分を架装し家具モジュールを組み合わせることで移動先での滞在に適した広い空間を作ることが可能となっています。

 これらの改良がおこなわれたシエンタですが、販売店にはどのような反響があったのでしょうか。

 関東圏のトヨタ販売店担当者は次のように話します。

「今回の一部改良は全グレードの機能装備を底上げするものであったため、お客さまの多くが、さまざまなグレードを比較検討されるようになりました。

 ただ、最終的には装備が充実したZを選ばれるお客様が多い印象です。

 シエンタは非常にコストパフォーマンスが高いモデルですので、最上級グレードであるZでも、十分納得感があるということなのだと思います。

 そして、電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能が全車標準装備となった点については、ほとんどのお客様が喜んでくださっています。

 この点は、ライバルであるホンダ『フリード』との大きな違いであったため、販売店としてもありがたいと感じています」

 また、関西圏の販売店担当者は次のように話します。

「シエンタは以前からお問い合わせが多いモデルで、室内および荷室が広いという点が、購入を決めた理由としてよく挙げられます。

 さらに、カラーバリエーションの幅広さから女性のお客様からの支持も厚く、特にベージュやグレーなど淡い色が選ばれる傾向にあります。

 グレードではZに人気が集中しています。

 中間グレードのGも一定の人気があるものの、Gにオプションを加えるとZに近い価格となるため、それなら装備が充実したZを選ぶという方が多いようです」

 ※ ※ ※

 なお、新たに設定されたジュノについても、多くの問い合わせがあるといいます。

 前出の関東圏のトヨタ販売店担当者は「商談するのにも事前予約が必要な状況」と言いますが、販売店によってはすでに受注停止となっているケースも見られるようです。

 シエンタの価格(消費税込)は、通常モデルが207万7900円から332万2000円、JUNOが365万4000円からから385万2200円です。

【画像】超カッコいい! これがメッキ仕様の「シエンタ」です!(30枚以上)

【買取査定】トヨタ車が高く売れる!?(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

【見逃し限定配信中】「自動車DXサミット vol.4」 BYDの最新事例を紹介 Amazonギフト券プレゼント〈PR〉

【中古車】がお得!? 新車不足で人気沸騰

【新車】簡単見積り! 自動車カタログを見る(外部リンク)

【保険】2025年満足度ランキング公開!

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー