ホンダ「新型プレリュード」まもなく発売! 「24年ぶり復活」の“2ドアクーペ”は何がスゴい? 「シビックR」より高い“600万円超え”モデル どんな特徴があるのか
ホンダ「プレリュード」が2025年9月に発売されます。7月末には先行情報サイトが公開されたのですが、どのようなモデルなのでしょうか。改めて整理します。
新型「プレリュード」の先行情報が公開
2025年9月に発売が予定されているホンダ新型「プレリュード」。その先行情報サイトが7月末に公開されました。
プレリュードとしては24年ぶりの復活、またホンダとしても久々となる「2ドアクーペボディ」のこのモデルはどのように仕上がっているのでしょう。
現段階で分かっていることを改めて整理してお伝えしていきます。

新型プレリュードは「UNLIMITED GLIDE(アンリミテッド グライド)」をグランドコンセプトに掲げています。
このコンセプトには、「ダイナミックでありながらスムーズに旋回する“グライダー”のように、どこまでも行きたくなるような特別な時間を提供する」という思いが込められています。
2ドアクーペとなると、近年はトヨタ「GR86」/スバル「BRZ」や日産「フェアレディZ」など、スポーツ度の高いモデルが多いですが、新型プレリュードは「どこまでも行きたくなる」の言葉にあるように、GT(グランドツーリング)的なキャラクターの強いモデルと言えそうです。
事前取材でも通常時の走行モード名は「GT」となっていたので、現代の国産クーペのなかでも他とは変わった立ち位置になると言えるでしょう。
GT的キャラクターは、今回の発表にある「パッケージデザイン」にも表れています。
開口部の広いテールゲートを有したことで荷物の出し入れをしやすくし、積載性を高めるために後部座席は可倒式にし、座面ボード下には収納スペースが設けられています。
このほか、コンビニフックなども備わっていて、日常使いだけでなく、大きな荷物を持っての長距離移動時などの使い勝手にも配慮しています。
そして今回新たに分かったのがボディカラーとインテリアカラーです。
ボディカラーは「ムーンリットホワイト・パール」「メテオロイドグレー・メタリック」「クリスタルブラック・パール」「フレームレッド」の4色。そしてインテリアは「ブルー×ホワイト」と「ブルー×ブラック」の2種類となっています。
ブレーキキャリパーや前後バンパーにはブルーの差し色があしらわれているため、新型プレリュードにとってブルーはある種のテーマカラーとなっているのでしょう。
また、純正アクセサリーも今回一部が公開となりました。
フロントロアースカート、フロントグリルモールディング、テールゲートスポイラー、アルミホイール、ブラックエンブレム、ドアミラーカバーといったラインナップです。
2025年1月の「東京オートサロン」で展示されていた新型プレリュードのプロトタイプ車にはカスタムパーツが装着されていたのですが、フロントロアースカートやテールゲートスポイラーは、このときのプロトタイプ車に装着されていたものを思い出させる形状です。
販売価格は公表されていませんが、各種情報によると600万円台前半のワングレードと言われており、同じホンダのスポーツモデル「シビック タイプR」よりも高価な値付けとなっています。
パワーユニットについては、今のところはまだ公式アナウンスはないものの、2リッターのハイブリッド「e:HEV」の可能性が示唆されています。
現在出ている情報としては、有段ギアのエンジン車のような変速感のある加速が楽しめる「Honda S+ Shift」が採用されています。
このパワーユニットの採用で、「運転の楽しいハイブリッド」の新たな世界をどう広げてくるのかが、新型プレリュードの最大の注目ポイントと言えます。
Writer: 西川昇吾
1997年生まれ、日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。大学時代から自動車ライターとしての活動をスタートさせる。現在は新車情報のほか、自動車に関するアイテムや文化、新技術や新サービスの記事執筆も手掛ける。また自身でのモータースポーツ活動もしており、その経験を基にした車両評価も行う。































































































