約443万円! まもなく発売の日産「新型コンパクトSUV」が米で価格発表! 現行型より「むしろ価格ダウン」!? 日本でも25年中発売の「新型リーフ」がスゴい!

2025年8月19日、日産は米国で今秋より発売予定の新型「リーフ」の販売価格について、最も安い「S+」で2万9990米ドル(約443万円)からと発表しました。アメリカ国内で販売されている新型EVのなかで、もっとも低い設定だといいます。

先代モデルよりもおよそ30万円安い価格設定に

 日産の米国法人は2025年8月19日、アメリカで今秋より発売予定の新型「リーフ」の販売価格を発表しました。

 最も安い「S+」で2万9990米ドル(約443万円)からです。

 日産によると、アメリカ国内で販売されている新型EVのなかで、もっとも低いメーカー希望小売価格だといいます。

価格もスゴい! 日産の新型「リーフ」(北米仕様)
価格もスゴい! 日産の新型「リーフ」(北米仕様)

 新型リーフは、2025年6月17日に8年ぶりのフルモデルチェンジを実施し、世界デビューしたばかりのニューモデルです。

 リーフは2010年に初代モデルが登場して以来、15年間にわたり2世代で世界約70万台を販売し、推定累計走行距離は約280億kmに達する実績を持つなど、量販EV(電気自動車)の草分け的存在として知られます。

 そんななか登場した3代目の新型リーフは、これまでにない大きな変革をおこなっています。

 新型リーフのボディサイズは、北米仕様で全長4405mm×全幅1810mm×全高1557mm。ホイールベースは2690mmです。

 現行の2代目リーフ(全長4480mm×全幅1790mm×全高1560mm:日本仕様)よりも少しコンパクトになりながらも、室内空間は同等の広さを確保したといいます。

 外観は、日産が掲げるデザイン言語「タイムレス ジャパニーズ フューチャリズム」をさらに発展させ、これまでのハッチバック型に代わり、流麗なファストバッククーペ風クロスオーバーSUVスタイルを採用しました。

 フラッシュドアハンドルなどの採用と相まってフラットな外観を実現するとともに、優れた空力性能を実現しています。

 室内は、広く開放的な空間設計としました。

 プレミアムクロスオーバーEV「アリア」で初採用されたEV専用「CMF-EVプラットフォーム」を採用し、フラットなフロアに加えて空調ユニットをボンネット内に配置することで、開放感ある前席の足元空間を実現しています。

 モノリススタイルのデザインを採用した大画面のデュアルスクリーンも印象的です。

 さらに頭上には「調光パノラミックガラスルーフ」を採用し、ガラスの透明度をボタンひとつで調整することができます。

 パワートレインは、温度調整機能を備えたリチウムイオンバッテリーで、52kWh(使用可能電力量52.9kWh)の「B5」[最高出力130kW(174hp)・最大トルク345Nm]と、75kWh(使用可能電力量75.1kWh)の「B7」[160kW(214hp)・最大トルク355Nm]の2タイプを用意します。

 従来、個別の部品で構成されていたモーター、インバーター、減速機を一体化した新開発の「3-in-1 EVパワートレイン」とし、2代目モデルより10%小型化。さらにクルマ全体の冷熱システムを一括制御するエネルギーマネジメントシステムを新たに採用しています。

 75kWhバッテリー搭載のB7モデルは、北米EPA基準で最大303マイル(日本、欧州はWLTC基準で600km以上)の航続距離を実現。

 北米仕様では最大150kWの急速充電に対応しており、150kWの急速充電器に接続した場合、10~80%まで最短35分で充電することができるほか、15分の急速充電で、約250km以上の航続距離を回復することも可能です。

テールランプはホログラム風の浮き出し表現を採用したほか、形状には「23(ニッサン)」のモチーフも隠されています
テールランプはホログラム風の浮き出し表現を採用したほか、形状には「23(ニッサン)」のモチーフも隠されています

 今回新たに発表された、アメリカ国内における新型リーフの価格は、前出のS+の2万9990ドルに加え、「SV+」3万4230ドル(約505万円)、「プラチナ+」3万8990ドル(約575万円)というラインナップです。

 エントリーグレード「S」については後日発表予定だとしており、さらに安い価格設定が見込まれます。

 2011年、日産が15年前のアメリカで初代リーフを発売した時の価格は、3万2780ドルからでした。

 そして現行型(2代目)リーフの価格は、「SV+」(2025年モデル)が3万6190ドルとなっており、比較すると1960ドル(約29万円)安く設定されていることがわかります。

 日産米国法人のマーケティング&セールス担当シニアバイスプレジデント、ヴィナイ・シャハニ氏は、価格設定の意図について次のように話します。

「私たちは、手頃な価格でありながら価値の高いEVを開発するという使命を貫いてきました。

 だからこそ、リーフは3世代にわたって価格を据え置くことができたのです。

 同時に、2011年の初代モデルと比べて、より洗練されたスタイル、より高度なテクノロジー、より充実した機能、そして大幅に向上した航続距離を実現してきました」

 戦略的な価格設定を打ち出した新型リーフの米国での売れ行きに、今から注目が集まります。

※ ※ ※

 2025年8月現在、国内におけるリーフ(2代目)の車両価格(消費税込み)は、408万1000円からです。

 なお国の補助金(令和6年度補正予算「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」)は全グレードで89万円で、エコカー減税や自治体の補助金などの優遇策をあわせれば、実質的には同クラスのハイブリッド車などと同等の予算で手に入れることができます。

 果たして日本での新型リーフの価格がどのような設定となるのか、日産の公式発表が待たれるところです。

【画像】超カッコいい! これが今秋発売される日産の「新型コンパクトSUV」です! 画像で見る(30枚以上)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: くるまのニュース編集部

【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー