トヨタ「最新ランドクルーザー」がスゴイ! 最上級より「330万円オトク」な最安仕様! ガバっと開く“観音開きドア”&「リッター10キロ以上」走るパワトレ搭載! 長い歴史のある「ナナマル」とは?
世界的に根強い人気を誇るトヨタ「ランドクルーザー」シリーズは、高価なイメージがありますが、そのなかで一番安く買えるランドクルーザーとは一体どんなクルマなのでしょうか。
唯一「400万円台」で買える最安モデル
トヨタの「ランドクルーザー」シリーズは、世界中で高い信頼を得ている本格派SUVです。
砂漠や雪山など過酷な環境でも安定した走行を可能にし、堅牢な作りによって冒険家やオフロード愛好家から絶大な支持を集めてきました。
日本国内でもアウトドア人気の高まりとともに特別な存在として注目され、新型が登場するたびに話題となります。

現行のランドクルーザーは「300」「250」「70」の3シリーズに整理されています。そのなかで最も手頃な価格で購入できるのが「ランドクルーザー70 AX」です。
70シリーズは1984年に誕生した歴史あるモデルで、頑丈なラダーフレームを採用し、悪路走破を前提に設計されています。
日本では2004年に販売終了となりましたが、2014年に限定復活。
そして2023年、約9年ぶりに再販され、デザインやパワートレインを刷新し、伝統を受け継ぎながら現代仕様へと進化したことが特徴です。
ボディサイズは全長4890mm×全幅1920mm×全高1920mm、ホイールベース2730mmで、シリーズの中では最もコンパクトです。
スクエアなフォルムに丸型ヘッドライトを備え、16インチホイールと相まってクラシカルな雰囲気を漂わせます。
ボディカラーは「スーパーホワイトII」「アティチュードブラックマイカ」「ベージュ」の3色展開です。
インテリアは質実剛健で、余計な装飾を排し実用性を重視しています。
定員は5人で、250や300にある3列シートは設定されていません。
観音開き式のバックドアは左右非対称で、左側だけを開けて荷物を積むことが可能です。
空調はマニュアル式で、後席用のヒーターコントロールも備わっています。
安全装備は「トヨタセーフティセンス」を標準搭載し、衝突被害軽減ブレーキなどを備えます。
ただしクルーズコントロールは定速制御のみで、追従機能付きのACCは非搭載です。
一方でオフロード装備は非常に充実しています。
電動デフロック、アクティブトラクションコントロール、ダウンヒルアシストコントロール、ヒルスタートアシストコントロールなどを備え、険しい道を走破する能力に磨きがかけられています。
エンジンは2.8リッター直列4気筒ディーゼルターボで、最高出力204馬力、最大トルク500Nmを発揮。
6速ATとパートタイム4WDを組み合わせ、オンロードから悪路まで幅広く対応しつつ、WLTCモードで10.1km/Lの燃費性能を実現しています。
価格(消費税込み)は480万円で、シリーズ唯一の400万円台モデルです。
比較するとランドクルーザー250は520万円から735万円、300は525万2500円から813万6700円と高額であり、70 AXはもっとも購入しやすい一台となっています。
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ランドクルーザー70 AXは最新装備を重視する人向けではありませんが、歴史に裏付けられた耐久性と走破性、無骨で実直なデザインを兼ね備えています。
アウトドアやオフロードを存分に楽しみたいユーザーにとって、唯一無二の存在といえるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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