アルヴェル並の存在感!? トヨタ「スタイリッシュのミニバン」まもなく刷新? ドデカグリルが印象的な「ヴォクシー」 どんなクルマ?

まもなく一部改良されるのではないかと言われているトヨタのミドルサイズミニバン「ヴォクシー」。現在のモデルにはどのような特徴があるのでしょうか。

高い人気を誇るミドルサイズの箱型ミニバン「ヴォクシー」とは

 トヨタの人気ミドルサイズミニバン「ヴォクシー」。

 まもなく一部改良されるのではないか。とも言われています。

 そんなヴォクシーですが、現在のモデルにはどのような特徴があるのでしょうか。

存在感あるトヨタ「ヴォクシー」
存在感あるトヨタ「ヴォクシー」

 トヨタ販売店での全車種併売化後に発売されたトヨタの現行「ヴォクシー」は、「ノア」とともに、高い人気を誇るミドルサイズの箱型ミニバンです。

「全車種併売化に伴い、理屈としては、ノアの1車種展開もあり得た」と当時開発本部長兼チーフエンジニアの水澗英紀氏が筆者に語っていました。

 ヴォクシーが生き残ったのは、フロントマスクのデザインの違いなど、ノアと異なるニーズを満たすため、廃止されたエスクァイアの高級路線も受け継ぐ役割も担っているため。

 日本自動車販売協会連合会(自販連)調べによる、2025年1月〜6月の登録車ランキングでは、ノアが4万698台で11位、ヴォクシーが3万9565台で12位にに入っています。

 ヴォクシーのほうが多く登録されている月もあり、ヴォクシーを残したことは大正解といえます。

 現在のノアとヴォクシーの違いは、ひと目で分かるフロントマスクをはじめ、ヴォクシーは、エアロ仕様のみの展開になっています。

 見方によっては上級ミニバンとなる「アルファード/ヴェルファイア」と同等の存在感があると言えそうです。

 7人乗り、8人乗り、ガソリン車、ハイブリッド車を設定するのは両モデル同じ。

 ハイブリッドは、1.8Lエンジンとモーターを組み合わせ、2WDと4WD(E-Four)を設定。ハイブリッドの4WD(E-Four)は、7人乗りのみになります。

 ガソリン車は2.0Lで、4WDも7人乗り、8人乗りの両方を選択できます(S-G)。

 価格の差は、一例を上げると、「S-G(2WD)」同士ではヴォクシーが5万円高く、「S-Z(2WD)」同士では、7万円高くなっています。一部改良後もこうした価格差は維持されると思われます。

 走りや乗降性、居住性、積載性などは基本的にノアと同じです。780mmの開口幅を持つリヤスライドドアと低床設計、ステップとフロアの間に段差のないノンステップなどによる良好な乗降性を実現。

 ワンタッチスイッチ付パワースライドドアや「ユニバーサルステップ」の設定なども含めて、小さな子どもやお年寄りがいるファミリー層から支持を集めています。

 7人乗りの2列目キャプテンシートは745mm、8人乗りの3列目ベンチシートも705mmのロングスライドが可能。キャプテンシートは横スライドも可能で、2-3列目のウォークスルーなど、よりフレキシブルに使えます。

 ベンチシートは、6対4分割チップアップ機構を備え、2人乗車しながら自転車を2台飲み込みなど、大容量のラゲッジを確保できます。

 3列目は、片手で楽に跳ね上げができるワンタッチホールドを採用。大容量の床下収納も備えています。

 スイッチをサイドに配置し、閉める際に後ずさりせずにすむパワーバックドアを「S-Z」にオプション設定。

 手動開閉式バックドアには、手動で任意の位置でストップできる「フリーストップバックドア」を備えるなど、アイディア装備も見どころです。

 先進安全装備では、スマホで駐車、出庫が可能なリモート機能を含む「アドバンスト パーク」などからなる「トヨタチームメイト」のオプション設定がトピックスです。

「歩行者や車両などが飛び出してくるかも」などのリスクを先読みする「プロアクティブドライビングアシスト」、後方から近づく自転車などの存在を知らせる「安心降車アシスト」など、ライバルのホンダ「ステップワゴン」、ライバルとなる日産「セレナ」にはない独自の先進安全装備もオプション設定されています。

※ ※ ※

 そんなヴォクシーですが2025年9月上旬には、ノアと同様に一部改良を受けると言われています。

 ヴォクシーの特徴である大開口のフロントグリルをはじめとしたフロントマスクのフェイスリフトをはじめ、一部改良の定番である新色追加などのボディカラーの入れ替えなどもあるかもしれません。

 装備では、トヨタが進めている標準装備の強化もあり得そうで、ETC2.0車載器や「ブラインドスポットモニター」などが考えられます。

 そのほか、グレード別にディスプレイオーディオやスマホ連携の強化、先進安全装備である「トヨタ・セーフティ・センス」の最新バージョン対応もあり得そうです。

 装備の強化に加えて、原材料費高などの現状では価格改定(アップ)も避けられないはずで、どれくらいの値上がりになるのかも気になります。

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Writer: 塚田 勝弘

中古車の広告代理店に数ヵ月勤務した後、自動車雑誌2誌の編集者、モノ系雑誌の編集者を経て、新車やカー用品などのフリーライター/フリーエディターに。軽自動車からミニバン、キャンピングカーまで試乗記や使い勝手などを執筆。現在は最終生産期のマツダ・デミオのMTに乗る。

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