電動スクーター業界を牽引する新型2車種を台北で発表 キムコ
キムコは、電動スクーターを2車種発売すると台北で発表しました。今後3年間に10車種の電動スクーターを市場に導入予定です。
共用電源スポットを3万ヶ所以上整備し電動スクーターの不安解消へ
KYMCO(キムコ)は、電動スクーターを2車種発売すると6月12日に台北で発表しました。レトロスタイルの「New Many 110 EVスクーター」は、若い世代を対象に設計され、一方「KYMCO Nice 100 EV」は、より幅広い年代の二輪車ユーザーを対象に設計されています。
今後キムコは、数々の電動スクーター・シリーズを発売する予定で、2種類の新型車を皮切りに、今後3年間で10種類の電動スクーターを発売予定です。10車種の電動スクーターは、異なるユーザー層をターゲットとし、個性的な特徴を備える予定です。
KYMCO「Ionex EVスクーター」を台湾国内出荷開始当日には、台湾消費者に充電インフラを提供するため、Ionex充電ステーション1500ヶ所を利用可能にする計画です。
2019年末には、充電ステーションを2000ヶ所に増やす計画で、ライダーが簡単に交換可能な共有バッテリーを借り長距離旅行にも出かけられます。
更にキムコは、2年間で共用電源スポットを30000ヶ所以上整備し、ライダーの航続距離に関する不安を取り除きます。
他社の電動スクーターは、バッテリーを搭載するためにシート下の収納スペースを減らしているに対し、キムコは収納スペースを大きくする設計を採用しました。
他社の場合は、バッテリーを取り外す面倒なプロセスが必要になり、バッテリーを取り外したら走行することが不可能となりますが、キムコの電動スクーターは、取り外し可能なバッテリーを多数車体に搭載しているためバッテリーを充電中でも運転を続けることがでます。
キムコは、ライダーに電源コンセント、充電ポイント、エナジーステーションを提供し、メーカーが充電施設などを設置することでライダーは充電切れなどの心配をする必要が少なくなります。
KYMCO(キムコ)のアレン・コウ会長は、「 ”Win My Heart”とは、顧客をすべて中心に置くことに、惜しまぬ努力を傾けることを意味します。毎日の生活で最高に思慮深い運転体験を提供することに私ども誠心誠意努めてまいりました」と述べています。
電動スクーターの開発目標は、誰もが日常生活で環境に優しい乗り物を使用できるようにすることです。
8月に発売予定の「New Many 110 EV」は、ファッションやレトロなスタイリングが好きな若い世代のライダー向けにデザインされたIonex電動スクーターで、2バージョン市場に導入されます。10月に発売予定の「Nice 100 EV」は、もう少し広い層を対象として実用性と入手性に配慮しています。
日本国内への導入時期、価格については現在のところ未定となっています。
【了】