トヨタ「“超小さな”ランクル」!? まさかのダイハツ「軽トラ」ベース”!? 19万円で高級SUVに顔面刷新のハイゼットトラック「fusion 500ZX」とは

街で見かける身近な軽トラ「ハイゼットトラック」が、高級SUVのような顔つきに変わるカスタムパーツがあります。いったいどのようなパーツなのでしょうか。

ハイゼットを“ランクル”に!?

 日本の働くクルマの代表格である「軽トラック」。その無骨で実用一辺倒なイメージを根底から覆す、驚きのカスタムパーツがあります。

 その名は「fusion 500ZX」。手掛けたのは、埼玉県に拠点を置き、軽自動車向けのパーツ開発で定評のあるチューニングメーカー「Spiegel(シュピーゲル)」です。

 このキットは、ダイハツ「ハイゼットトラック」専用に設計されたボディキットです。

え?超小さいランクル?
え?超小さいランクル?

 装着することで、ハイゼットがトヨタの“キング・オブ・SUV”である「ランドクルーザー」のような迫力あるフロントフェイスへと変身します。そのあまりの完成度の高さから、SNSなどでは親しみを込めて「農道のランクル」とも話題になっています。

 名称の「ZX」は、ランドクルーザーの最上級グレードに由来しており、軽トラックに最高級の風格を与えるという、開発者の遊び心とランドクルーザーへのリスペクトが感じられます。

 キットの基本的な構成は、フロントバンパーとフロントグリルの2点です。デザインの巧みな点は、ヘッドライトをキットに含めず、ハイゼット純正のものをそのまま流用する点にあります。これにより、コストを抑えつつ、軽トラックの車体に違和感なく溶け込む絶妙なバランスを実現しています。

 このユニークなボディキットは、2024年1月に開催されたカスタムカーの祭典「東京オートサロン2024」でも披露されました。数多くの派手なカスタムカーが並ぶ中でも、その意外性と高いデザイン性で際立った存在感を放ち、多くの来場者の注目を集めました。

 イベントでの公開後、SNS上では瞬く間にその評判が拡散され、絶賛の声が相次ぎました。「めちゃくちゃカッコいい」「完成度高すぎ」といったデザインを称賛するコメントや、「軽トラのカスタムで一番好き」といった軽トラファンからの熱い支持が寄せられています。

 また、単に見た目が面白いというだけでなく、「ほ、欲しい」「これなら仕事も頑張れる」といった、軽トラックを仕事で使うユーザーからのポジティブな反響も多く見られました。日々の仕事の相棒が、憧れの高級SUVの顔つきになることで、仕事へのモチベーションも上がるという、クルマが持つ情緒的な価値を見事に引き出した好例と言えるでしょう。

 気になる価格は、未塗装のフロントバンパーとグリルのセットで19万8000円(消費税込み)です。塗装費用や取り付け工賃は別途必要となりますが、愛車がまったく新しい姿に生まれ変わることを考えれば、非常に魅力的な価格設定です。

 なお、東京オートサロンなどで展示されたデモカーには、リフトアップキットや大径タイヤなども装着されていますが、これらは他社製品であり、「fusion 500ZX」の専用オプションとして販売されているものではありません。

 fusion 500ZXは、現在もシュピーゲルの公式オンラインストアや正規代理店を通じて購入することができます。実用的な軽トラックに、「憧れ」と「遊び心」という新たな価値を与えるこのボディキットは、今後、街の景色を少しだけ楽しく変えていくかもしれません。

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Writer: 青田 海

2023年4月よりライターとして活動を開始。初心者にもわかりやすく読みやすい構成を心がけ、自動車を中心に新車情報、カーライフにまつわる話題など幅広い記事を執筆している。芸能分野に詳しい。

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