2リッターエンジンで「320馬力」! ホンダ新「“高級”コンパクトセダン」発表! 4年ぶり大進化の「インテグラ」! MT設定もあって楽しそうな「アキュラモデル」米国に登場
ホンダが海外で展開する高級車ブランドACURA(アキュラ)は2025年7月22日、「インテグラ」の新たな2026年モデルをアメリカ向けに発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
プレミアムコンパクトセダンセグメントで大人気のインテが大進化
ホンダが海外で展開する高級車ブランドACURA(アキュラ)は2025年7月22日、スポーツセダン「インテグラ」の新たな2026年モデルをアメリカ向けに発表しました。

インテグラは1985年に日本で「クイントインテグラ」としてデビュー。翌1986年、アメリカでもアキュラ開業に合わせて投入されました。4代目(2001〜2007年)をもって一旦、生産終了となりましたが、2021年に5代目が中国で登場しました。
アメリカでも2022年に現地生産の5代目が発売され、現在プレミアムコンパクトセダンセグメントで40%以上のシェアを占める人気モデルとなっています。
今回発表された2026年モデルは、エクステリアの一部デザイン変更や、インフォテインメント機能の強化によって商品力が向上。より幅広い層にアピールできる仕上がりとなっています。
まずボディカラーの新色として「ソーラーシルバーメタリック」「アーバングレーパール」「ダブルエイペックスブルーパール」の3色が追加されました。ダブルエイペックスブルーパールおよびパフォーマンスレッドパールの2色は、ブラック仕上げだったフロントグリルがボディ同色となり、上質な一体感を演出します。
「Aスペック」グレードは、専用エアロパーツを新デザインとし、18インチホイールは従来のグレーからブラックに変更。精悍でスポーティな印象を一層際立たせています。
また、インテリアでもアンビエントイルミネーションの採用や、シート表皮にブルーマイクロスエードを取り入れるなど、質感と特別感を高めています。
全グレード共通の改良点は、インフォテインメント機能です。インパネ中央のタッチディスプレイは、従来、下位グレードが7インチ、上位グレードが9インチでしたが、2026年モデルでは全車で9インチに統一。応答性を高めた新型プロセッサーを採用し、ワイヤレスのApple CarPlayおよびAndroid Autoにも対応します。またワイヤレス充電も全車標準装備とし、使い勝手を向上させています。
パワートレインは従来通りで、スポーツ仕様の「タイプS」には最高出力320馬力の2リッター直列4気筒ガソリンエンジンに6速MTを組み合わせています。そのほかのグレードは、最高出力200馬力の1.5リッター直列4気筒ガソリンエンジンにCVTまたは6速MT(Aスペックのみ)を組み合わせています。
2026年モデルの価格は現時点で未公表ですが、2025年8月下旬からアキュラディーラーへの納入が始まる予定です。新たなデザインと機能強化により、インテグラはアメリカ市場における存在感をさらに高めることになりそうです。
Writer: 近藤 英嗣
新型自動車解説書のテクニカルライターを経て、編集者に。自動車分野を強みとしながらも、ライフスタイル、ビジネス、不動産、旅、グルメなど幅広く取材・執筆する。























































