2025年6月11日、トヨタは、ミドルサイズSUV「ハリアー」を一部改良すると共に、新たに特別仕様車「Z レザーパッケージ・ナイトシェード」および「Z ナイトシェード」をラインナップに加えると発表しました。

　同車についてSNSを中心に反響の声が高まっています。

　ハリアーは1997年12月に初代が登場し、当時主流だったクロスカントリー系SUVとは異なる“都会派SUV”というジャンルを切り拓いたモデルです。

　その後の”SUVブーム”のきっかけをつくったクルマとしても、広く知られています。

　現行型は4代目で、2020年6月にフルモデルチェンジを実施。伝統のスタイリッシュな外観を受け継ぎながらも、よりクーペライクなフォルムへと進化し、高級感も一段とアップしました。

　プラットフォームにはトヨタが掲げる車両開発における設計思想「TNGA」（トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー）の「GA-K」を採用し、操縦安定性や乗り心地といった基本性能も飛躍的に向上しています。

　パワートレインは、多様なニーズに応えるべく、2リッターガソリン、2.5リッターハイブリッド、2.5リッタープラグインハイブリッド（PHEV）の3タイプを用意。

　駆動方式は、FFのほか、ハイブリッドとPHEVモデルには電子制御式4WD「E-Four」も設定されています（PHEVはE-Four専用）。

　そんなハリアーに2025年6月11日に追加された特別仕様車「ナイトシェード」シリーズは、最上級の「Z」および「Z レザーパッケージ」をベースに、精悍さと引き締まった印象を与える専用装備を採用しています。

　主な特徴としては、ブラックの外装パーツによるグリル類やバンパー、ロッカーモールのほか、ブラックアウトされた車名エンブレムやカーボンニュートラルバッジ、専用のブラック塗装が施された19インチアルミホイールなどが挙げられます。

　また、プロジェクター式LEDヘッドランプもダークトーンとなっており、統一感のあるモノトーンの世界観が演出されています。

　車両本体価格（消費税込）は「Z ナイトシェード」が487万800円から、「Z レザーパッケージ・ナイトシェード」が519万900円から設定されています。

　ベースのZハイブリッドの価格は477万700円、Zレザーパッケージ ハイブリッドは509万800円なので、特別仕様車は10万100円の価格アップで選択することができます。

　発表されたハリアーの特別仕様車について、SNSを中心に反響の声が高まっています。

　黒で統一された外装に対し「黒仕様イイね」「ナイトシェードシブい！」「通常仕様より精悍でカッコイイ！」と言った、好感の声が多く見られました。

　さらに価格についても「10万円程度の値上げならコスパ良いと思う！」「通常仕様と迷ったら、特別仕様車の方が良いかも」という、値上げ幅に対する装備の充実差に満足感を示すコメントも多く見られました。

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　SUV市場が活況を呈する中でも、ハリアーは“元祖”ともいえる立ち位置を崩すことなく、発売から5年を経ても高い支持を維持し続けています。

　最近では納期も安定してきており、「今が買い時」といえる一台でしょう。