新車111万円! スズキ「“最新”軽トラ」に「斬新オレンジ仕様」登場! 「人と被らない」インパクト“強烈”な新色に問い合わせ殺到!? めちゃハデでカッコイイ「キャリイ/エブリイ」とは

スズキ「キャリイ」および「エブリイ」シリーズに新色が追加されました。鮮やかな新色に対し、販売店にはすでに多数の問い合わせが入っているようです。

意外に目立つ!? オレンジとグリーンの新色

 2025年7月10日、スズキは「キャリイ」および「エブリイ」シリーズに新たなボディカラーを新設定しました。

 ありそうでなかった新色の反響についてスズキディーラーに問い合わせてみました。

今までの軽トラにはない「ツールオレンジ」
今までの軽トラにはない「ツールオレンジ」

 初代キャリイがデビューしたのは1961年。60年以上にわたって、使い勝手の良さや信頼性などが支持され、軽トラックの定番として親しまれています。

 いっぽうのエブリイは、キャリイの商用バン仕様「キャリイバン」の名称を変更するかたちで1982年にデビュー。やはりこちらも長年に渡って支持され、商用バンの定番となっています。

 キャリイは、2013年9月にデビューした現行モデルが通算で11代目、エブリイは2015年2月にデビューした現行モデルが通算で6代目です。

 キャリイおよびエブリイいずれも、主に商用車として活躍してきたイメージがありますが、近年はキャンピングカーのベース車両として改造されたりと、幅広いユーザーに親しまれています。

 今回、キャリイ、キャリイのキャビンを拡大したハイルーフ仕様「スーパーキャリイ」、エブリイ、乗用モデル「エブリイワゴン」に、スズキとしては初採用となる新色のボディカラー、「ツールオレンジ」および「アイビーグリーンメタリック」が追加されました。

 対象車種は、スーパーキャリイ、キャリイ、エブリイワゴンの全グレード(ただし、エブリイワゴン車いす移動車はアイビーグリーンメタリックのみ)、エブリイ「JOINターボ」「JOIN」「PC」「PAリミテッド」に設定されます。

 キャリイとエブリイシリーズともに、モノトーン系やダーク系のボディカラーが多いなか、この2色はなかなかインパクトがあります。

 ツールオレンジは鮮烈な印象のオレンジですが、一般に想像するオレンジよりも少し彩度が低く、使い倒した道具のようなタフなカラーです。

 アイビーグリーンメタリックは、グレーに近い薄いグリーンでカーキに近い雰囲気です。こちらはオシャレなイメージを与えます。

 車両本体価格(消費税込)は、キャリイおよびスーパーキャリイが111万7600円から163万3500円、エブリイシリーズは119万7900円から181万9400円です。

 そんな新色に対するユーザーの反響について、7月下旬時点での状況を首都圏にあるスズキディーラーに聞いてみました。

「キャリイ、エブリイともにこれまで設定されてこなかったボディカラーだけに、『実際の色を見てみたい』という声をいただいております。特にツールオレンジの反響が大きいですね。

 オレンジは目立つなー、と私たち現場の人間ですら思いましたから(笑)。

 商用車っぽくないし、次に乗り換えるときは仕事用でもこの色にしようかなという声をいただきました。

 ご納期はエブリイが1〜2ヶ月ほど、キャリイは1ヶ月〜1ヶ月半ほどです」

 また、他のスズキディーラーでも同様の情報を得ました。

「ツールオレンジのインパクトがなかなか強烈みたいで(笑)。

 最近は商用目的ではなく、個人ユースでもキャリイ、エブリイをご購入いただき、さらにカスタマイズされるお客様も増えてきたので、現場としてはインパクトがある仕様変更は大歓迎ですね。

『いち早く人が乗っていないボディカラーを納車して欲しいけど、即納可能か』といった問い合わせが多いですね。

 新規のお客様のなかでも『他の人とは被りたくない』というお客様にとっても注目度が高いことを実感しています」

 新しいボディカラーだけでこれだけインパクトを与えられるのも、キャリイとエブリイシリーズが日本のライフスタイルに深く浸透しているからこそ。

 問い合わせの多い様子だと、発売早々に新色のキャリイやエブリイシリーズを街中で見られそうで、今から楽しみです。

【画像】超カッコイイ! これが斬新オレンジの「キャリイ」です! 画像を見る(34枚)

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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