「テリー伊藤」40年以上前の「名車」泣く泣く手放す!? 解放感半端ない“宝物”! 今後「値上がり」する可能性もある「“スゴい”ジムニー」とは
芸能界きってのクルマ好きとして知られる演出家のテリー伊藤氏。そんなテリー氏が大切にしていた一台の愛車を手放したといいます。いったいどのようなクルマで、なぜ売却することになったのでしょうか。
「いちばんいいクルマ」と絶賛した82年式「ジムニー」との別れ
演出家でタレントのテリー伊藤氏が、自身のYouTubeチャンネル「テリー伊藤のお笑いバックドロップ」を2025年7月17日に更新し、思い出深い愛車のスズキ「ジムニー」を手放したことを明らかにしました。
テリー伊藤氏といえば、芸能界でも屈指の自動車愛好家として知られています。これまでに驚くべき台数のクルマを数多く乗り継ぎ、その深い知識と愛情から「日本カー・オブ・ザ・イヤー」の選考委員も務めるほどです。
![演出家のテリー伊藤氏が手放した「“スゴい”ジムニー」とは[Photo:時事]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/08/20250805_Terry_ITO_jiji_001-1.jpg)
動画の中でテリー氏は、他に欲しいクルマがあることや、ガレージの置き場所が限界に達したことから、愛車であるジムニーを手放すことを決意したと語っています。
その車両は1982年式のジムニーで、走行距離はわずか約3万7165km。前のオーナーが非常によく手入れをしていたため、コンディションは抜群だといいます。
テリー氏はこのジムニーを「最近乗った車の中で一番いい」と絶賛。バイクのようなダイレクトな感覚で運転できる点や、今では味わうことのできない2ストロークエンジンならではのサウンドとフィーリングが特にお気に入りだったようです。
夏場は幌を開けて開放的なドライブを楽しめるほか、後部座席にも座れる仕様で、オフロードコースなどを走ると非常に面白いと話しており、その魅力を語っています。
しかし、いざ手放すとなると寂しさは隠せない様子で、その気持ちを「彼女と別れるみたいな感じ」と、恋愛の別れに例えていました。
気になる販売価格は160万円とのこと。40年以上前のモデルですが、価値が下がりにくく、むしろ今後上がる可能性もあると説明しています。
なお、購入やメンテナンスに関する相談は、横浜にある専門ショップ「MAJ石丸兄弟」で受け付けていたとされています(動画公開当時の情報)。
最後にテリー氏は、次のオーナーにはこのクルマを末永く大切に乗ってほしいと、心からの願いを語りました。

今回売却された1982年式のジムニーは、1981年に登場した2代目(SJ30型)にあたるモデルです。
当時の軽自動車規格に準拠した550ccの2サイクルエンジン「LJ50型」を搭載し、低回転域から力強いトルクを発生させる特性は、オフロード走行で絶大な強みを発揮しました。
シャシーには、本格オフローダーの証である強靭なラダーフレームと、耐久性の高いリーフスプリング式サスペンションが採用されていました。
SJ30型には複数の仕様が存在しましたが、テリー氏が所有していたのは幌仕様のモデルです。
この仕様はフロントウインドウを前方に倒すことができ、テリー氏の個体はさらにドアの窓がチャックで開閉する希少なタイプでした。
その原始的ともいえる構造に、テリー氏は動画の中で「クルマというより幌馬車」と表現し、その独特の風情を愛でていました。
テリー氏の愛車遍歴は非常に多彩で、これまでに乗り継いだクルマは膨大な数にのぼります。
最初の愛車であるマツダ「ボンゴ」から始まり、日産「Be-1」といったパイクカー、ポルシェ「911」やロールス・ロイス、そして近年手に入れた日産の「ダットサントラック」まで、そのジャンルは多岐にわたります。

そんなテリー氏は2024年、「元気なうちに残り車103台買います!」と宣言しており、その自動車への情熱はとどまるところを知りません。
数々の名車を乗り継いできたテリー氏が「一番いい」とまで言わしめたジムニー。その魅力は、次のオーナーへと確かに受け継がれていくことでしょう。






























































