5速MT搭載! ホンダ斬新「軽トラック」がスゴイ! ホンダ初の4輪車「T360」モチーフの“超レトロ”デザイン採用! 誕生「55周年」を記念する特別な「アクティ」とは!
ホンダの超ロングセラー軽トラック「アクティ」には、今でも高い人気を誇る特別仕様車「スピリットカラースタイル」が存在します。
5速MT搭載! ホンダ斬新「軽トラック」がスゴイ!
ホンダの「アクティ」は、1977年から2021年までと長きにわたり愛された、超ロングセラーの軽トラックです。
軽トラックとは思えない軽快な走りを見せ、さらにMRマシンだったこともあり、一部のファンからは「農道のNSX」とまで呼ばれるほどでした。
そんなアクティには様々な記念車や特別仕様車が登場しましたが、その中でも注目したい特別仕様車として「スピリットカラースタイル」という限定カラーモデルが存在します。

このスピリットカラースタイルは、2018年11月に「アクティトラック タウン」に設定された特別仕様車。
かつて1963年に誕生した、ホンダ初の4輪自動車となる軽トラックの「T360」誕生55周年を記念するモデルとして発売されました。
スピリットカラースタイルは、アクティトラック タウンをベースに、2種類のカラーバリエーションが設定されているのが特徴です。
まずは、水色と白のワンポイントカラーが施されていた「T360」をイメージした「ベイブルー×ホワイト」モデル。
ボディ全体がベイブルーで、フロントグリルと屋根/荷台のあおり(バタ板)をホワイトの2トーンカラーとし、あおりには鮮やかな赤色の“HONDA”ロゴがあしらわれています。
もう1種類が「フレームレッド×ブラック」モデル。
こちらは耕運機や除雪機、発電機などを扱う「Hondaパワープロダクツ」をイメージしたもので、赤色をベースに、屋根やあおりが黒のカラーリングになっています。
またホイールは黒塗りで、先ほどのベイブルー×ホワイトとは異なり、あおりに描かれた“HONDA”ロゴは白色でした。
その他にベース車両との変更点としては、両モデル共通で、ドアミラーがホワイト塗装となっており、ブラック塗装のアウタードアハンドルを装備、さらにセンターホイールキャップを装備している点が挙げられます。
搭載するパワーユニットは660ccのSOHCエンジンで、駆動方式は後輪駆動(MR)と四輪駆動(4WD)の2種類を設定。
トランスミッションはMRタイプが3速ATと5速MTで、4WDタイプは5速MTのみとなっており、車両価格(消費税込)は113万5080円から126万4680円で販売されていました。
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スピリットカラースタイルは個性的なデザインから注目を集め、新車販売終了後も人気が上昇しています。
特別仕様車ということで中古市場に出る台数も少なく、価格は最低でも120万以上。中には200万円前後と、新車価格を大幅に超えるプライスで販売されているケースも見られます。
しかし個性的な軽トラックが欲しい人には、うってつけの一台と言えるのかもしれません。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。


























