「えっ…!便利すぎる!」最近のクルマの「スマートキー」でできる機能がスゴイ! ボタンひとつで遠隔駐車や盗難対策にも有効!
スマートキーにもセキュリティの盲点が…
このように便利さが際立つスマートキーですが、同時に「リレーアタック」と呼ばれる盗難手口も登場しています。これは、スマートキーの微弱電波を中継することで、クルマの近くにキーがあると車両に誤認させて解錠してしまうという手法です。

この対策として、トヨタの一部車種では「節電モード」が用意されています。
これはロックボタンを押しながらアンロックを2回押すことで、キーからの電波発信を一時的に停止できるという機能で、防犯と電池節約の両面で効果があります。
なにより、スマートキーの電池が切れてしまうと、通常の遠隔操作は使えなくなります。
ただし、スマートキーには物理的な「メカニカルキー」が内蔵されており、これを取り出してドアのカギ穴に差し込むことでドアの解錠が可能です。
また、エンジン始動に関しても、スタートボタンの近くにキーをかざすことで、電波が微弱でも認証され、始動できる車種がほとんどです。
ただし車種によってはドアのキー穴が助手席側だけにある、カバーで隠れているなど、少し特殊な構造もあるため、あらかじめ確認しておくと安心です。
※ ※ ※
近年ではスマートフォンアプリと連携したロック解除や、エンジン始動機能を備えるモデルも登場しており、「物理的なカギ」はさらに使われなくなっていく傾向にあります。
この先、10年・20年後には「キーそのものが存在しない」クルマも一般的になるかもしれません。便利と安全の両立が求められるスマートキーの進化は、これからも目が離せません。
Writer: くるまのニュース編集部
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