「えっ…!便利すぎる!」最近のクルマの「スマートキー」でできる機能がスゴイ! ボタンひとつで遠隔駐車や盗難対策にも有効!

最近はスマートキーを採用する車種が増えています。スマートキーではどんなことができるのか、機能を詳しく解説します。

ドア施錠・開錠以外の便利機能!

 かつては、クルマの鍵をポケットやバッグの中から探し出しては、クルマのドアを開けたりエンジンを始動したりするのが当たり前でした。

 しかし現在では、スマートキーの普及により、そんな煩わしさは過去のものとなりつつあります。

トヨタ「ランドクルーザー300」のスマートキー
トヨタ「ランドクルーザー300」のスマートキー

 スマートキーを携帯していれば、ドアハンドルに触れるだけでロックやアンロックが可能になります。

 キーそのものを操作する必要はなく、クルマの各所に内蔵されたアンテナがキーから発せられる微弱な電波を受信し、クルマが自動的に所有者を認証します。

 エンジン始動も同様で、キーを差し込んで回す必要はありません。キーの信号を感知すれば、ボタンひとつで始動できる仕組みです。

 ちなみにこのスマートキー、自動車メーカーごとに名称が異なります。トヨタでは「スマートエントリー&スタートシステム」、日産では「インテリジェントキー」と呼ばれています。

 スマートキーが進化したことで、各メーカーは独自の付加機能を搭載するようになっています。

 たとえば三菱「アウトランダー」には、運転席ドアのみを解錠し、他のドアはロックしたままにすることで不審者の侵入を防止する仕組みがあります。

 トヨタ「ヴォクシー」などのミニバンでは、荷物の積み下ろし時に便利なリアゲートだけを個別に開け閉めできる機能を採用。

 ミニバン系ではスマートキーのボタンでスライドドアの開閉ができ、同乗者への気配りや利便性を高めています。

 また、トヨタの一部車種ではスマートキーから遠隔でエアコンを操作することも可能です。夏の暑いときや冬の寒いときなどで、乗車前に快適な室内環境温度にすることができます。

 ホンダ「ヴェゼル」などでは、窓の開閉までもスマートキーで遠隔操作できます。ロックボタン長押しでパワーウィンドウを閉めたり、アンロック長押しで開けたりと、夏場の換気やうっかり閉め忘れたときにも安心です。

 さらに、ホンダ「ZR-V」などに搭載されている「メモリーシート機能」では、スマートキーごとに運転席のシートポジションを記憶。複数のドライバーで使い分ける際に、毎回調整する手間が省けます。

 そして最新の技術として注目されているのが、日産「アリア」に搭載された「プロパイロット リモートパーキング」です。専用のスマートキーから車両を前進・後退することができるため、狭い駐車スペースにも車外から安全に入庫できます。

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