新車149万円! ホンダの斬新「スケスケワゴン」が凄い! 大胆すぎる「巨大ガラスルーフ」搭載! 実用性もバツグンの「エアウェイブ」は今注目したい一台!

かつてホンダが販売していた5ドア・ステーションワゴン「エアウェイブ」。同車は優れた性能とユニークな個性を備えながら、時代の流れに逆らえず消えてしまった一台です。

ホンダの斬新「スケスケワゴン」が凄い!

 1990年代には高い人気を誇った「ステーションワゴン」ですが、2000年以降はそれも低迷。

 各メーカーから魅力的なステーションワゴンが登場するも、残念ながら多くのモデルが売れ行きを伸ばすことは出来ませんでした。

 ホンダから登場した「エアウェイブ」も、優れた性能とユニークな個性を備えながら、時代の流れに逆らえず消えてしまった一台です。

ホンダの斬新「スケスケワゴン」が凄い!
ホンダの斬新「スケスケワゴン」が凄い!

 エアウェイブは、2005年にデビューした5ドア・ステーションワゴンです。

 プラットフォームは初代「フィット」に用いられていたホンダ・グローバルスモールプラットフォームを採用。

 これはコンパクトカー用のプラットフォームですが、ステーションワゴン用にホイールベースを100mm延長することでステーションワゴンにも対応させています。

 そしてエアウェイブ最大の特徴は、「スカイルーフ」と呼ばれる大きなガラスルーフにあります。

 運転席からリア座席までが巨大な1枚のガラスルーフでカバーされており、リアシートに座れば「車両の前方上部がすべて空」という、非常に開放感のある景色が楽しめました。

 このスカイルーフを備えた室内をホンダは「エアリー・キャビン」と称し、「まるで空を飛んでいるかのような心地よい空間」とアピールしていました。

 ユーザーからも、確かに空を飛んでいるようなドライブが楽しめると好評で、実用的なステーションワゴンでありながら、遊び心ある一台だったのです。

 また、フロントからリアへと流れるようなエクステリアデザインも、エアウェイブの開放感をアップさせている重要なポイント。

 スタイリッシュかつアーバンな雰囲気も魅力でした。

 そしてスカイルーフばかりが目立つエアウェイブですが、インテリアの使い勝手も優れています。

 多彩なアレンジが可能なウルトラシートを装備しており、リアシート部はダイブダウンで収納できるほか、チップアップも可能。

 例えばシートを収納して広くフラットな空間を作ったり、チップアップさせて背の高い荷物を積むこともできました。

 また、広い車内空間や荷室スペースの確保には、先述のホンダ・グローバルスモールプラットフォームならではのセンタータンクレイアウト構造も大きく貢献。

 ラゲッジスペースを広く確保するだけでなく、後列乗車時にゆったりと足を組めるなど、快適な乗り心地にもつながっています。

 パワーユニットには、「フィットアリア」などにも採用されていた1.5リッター直列4気筒VTECのL15A型を搭載。

最高出力110馬力・最大トルク14.6kgf.mを発揮し、ホンダマルチマチック(自動無段変速AT)との組み合わせにより快適かつ爽快なドライビングを生み出していました。

 また車両価格(消費税込)は149万9400円から195万3000円の設定で、手の出しやすいプライスも魅力的な要素です。

※ ※ ※

 このように、個性的なスカイルーフを採用し、広い車内空間や荷室、さらに走行性能も十分だったエアウェイブですが、残念ながら市場からの支持は得られず、約12万台を販売したものの2010年で販売終了となってしまいました。

 ステーションワゴン市場が縮小している状況だったことに加え、当時のエコカー減税の対象ではなかったことも向かい風になったといわれています。

 しかし、しっかりとした実用的な荷室と高い経済性を備えるモデルだっただけに、近年のアウトドアブームの環境下で発売されていたならば、その売れ行きは変わっていたかもしれません。

【画像】超カッコイイ! これがホンダ斬新「スケスケワゴン」です!(19枚)

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Writer: 大西トタン@dcp

(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

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