タコメーター、軽にとっては「飾り」? 非装備でも構わない理由とは
エンジンの回転数を指し示すタコメーターがない車種が、特に軽自動車で多く存在します。回転を抑えて燃費のよい走りをするうえでも目安となるタコメーター、なくてもよいのでしょうか。
タコメーター「必要ない」の声も
クルマのインパネにはスピードメーターのほか、ガソリンの残量を表す燃料計、ラジエーター内を循環する冷却水の水温計、そしてエンジンの回転数を指し示すタコメーターといった計器があります。
デジタル式のスピードメーターや燃料計を搭載した車種も少なくありませんが、タコメーターをデジタル化した車種はそれほど多くないかもしれません。そもそも、タコメーターは…という車種も。これは軽自動車で特に顕著です。
エンジンの回転を抑えた燃費のよい運転をするうえで、タコメーターの情報は目安になりますが、自動車メーカーはどう考えているのでしょうか。スズキによると、「『必要ない』という声も踏まえ、商品の特性とニーズに合わせて付けています」とのこと。スポーティなモデルには付けている傾向だといいます。
また、人気の軽自動車「ハスラー」などは、運転席前に大きなスピードメーターを配置し、その下の小さなマルチインフォメーションディスプレイで切り替えて表示する平均燃費や航続可能距離といった情報のひとつとして、タコメーターを表示するそうです。