ホンダ「謎の“覆面SUV”」を発見!? “高速道路”に姿を見せた「斬新デザイン」採用モデルの正体とは! “最新技術”搭載した「めちゃ美しいSUV」国内導入か!

2025年4月16日、新東名高速道路の「NEOPASA駿河湾沼津」にて、とある1台のクルマが発見されて話題となりました。

ホンダ「謎の“覆面SUV”」を発見!? その正体は!

 2025年4月16日、新東名高速道路の「NEOPASA駿河湾沼津」にて、とある1台のクルマが発見されて話題となりました。
 
 一体どのようなクルマだったのでしょうか。

ホンダ「謎の“覆面SUV”」を発見!? その正体は!(※編集部撮影)
ホンダ「謎の“覆面SUV”」を発見!? その正体は!(※編集部撮影)

 “そのクルマ”は、ボディ全体に“うずまき柄”のカモフラージュ(迷彩)のラッピングが施された「謎のテスト車両」。

 カモフラージュによってボディの細かいデザインまでは確認できないものの、それでも特徴的なスタイリングを見るに、明らかに現在の日本市場では販売されていないモデルだったのです。

 また当日は天気が良かったため平日でも外出する人も多かったこともあり、カモフラージュがかなり目立ったため、このクルマの存在はSNSでも早々に話題となりました。

 当然のように、クルマ好きが最も気になるのは「このクルマが一体何者なのか」ということでしょう。

 そして様々な推測が出ましたが、最も説得力を持っていたのが、ホンダの「e:NP2」ではないか――、という予想でした。

 e:NP2とは、ホンダが中国の現地法人「広汽ホンダ」を通じて、2024年4月に発売したSUVタイプの電気自動車(EV)です。

 当時ホンダは同車のデザインについて、「SUVのようなユーティリティーの高さとセダンのような流麗なフォルムを両立しながら、洗練され未来感のあるエクステリアデザイン」と説明。

 また優れた性能も特徴で、ホンダの培ってきたダイナミクス技術によって「人車一体」の爽快な走りを実現しつつ、大容量バッテリーの搭載や走行抵抗の低減により、545kmもの航続距離(中国CLTC基準)を記録しています。

 今回、NEOPASA駿河湾沼津で発見されたテスト車両とe:NP2を比較してみると、テスト車両が右ハンドル車となっていること以外は、たしかに多くの部分で共通点が見つかります。

 まず、現行シビックなど最新のホンダ車にも見られるような、ボンネットの形状が車体先端まで伸びた「逆スラントノーズ」、かつサイド部分まで広くカバーする開口ラインは、ほぼ一致しています。

 また、テスト車のカモフラージュの隙間から見えるヘッドライトの内部も、e:NP2によく似た構造です。

 さらにドアミラー形状、前後フェンダー周りの円弧状のプレスライン、水平に伸びたサイドシル、そして最大の決め手となるのが、フィンのような特徴的な造形のホイールデザインです。

 そしてボディやパーツの形状だけでなく、テスト車両の装着していたナンバープレートの地名が、ホンダの最新鋭工場のある地域だったことも、偶然の一致とは考えにくいものでした。

 では「もしこのテスト車両が実際にe:NP2だった場合」、次に気になるのは「なぜホンダが同車を日本の公道で走行させていたのか」ということです。

 ホンダは2023年4月のビジネスアップデート発表にて、「2026年にはSUVタイプを含む小型EV2機種を発売する」と述べており、翌年2024年4月のビジネスアップデート発表ではモデルの詳細までは言及しなかったものの、「2026年には操る楽しさを際立たせた小型EVなど、小型EVのニーズがある地域に対して順次製品を投入する」と、国内市場へのEV導入について意欲を示し続けているのです。

 ここで取り上げられた“SUVタイプを含む小型EV”の1台がe:NP2であれば、今回日本で同車の走行テストが行われたことについても十分に納得できます。

 すでに2024年に海外で販売されているモデルであれば、完全な新規開発よりは導入コストを抑えられますし、また海外と比較してEVの購入に比較的及び腰となっている日本の自動車ユーザーにとっては、初期モノでは避け難いネガポイントの改良が済んでいるモデルの方が、より高い安心感につながるのではないでしょうか。

※ ※ ※

 ホンダは中国において、e:NP2以外にも多数のEVを「e:Nシリーズ」として展開しています。

 今後も日本の公道で様々な海外モデルのテスト車両が発見されるのか、そしてそれらは日本市場への導入が進むのか、ホンダの動向に引き続き注目が集まります。

【画像】超カッコいい! これがホンダ!?の「謎の覆面SUV」です!(27枚)

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