スズキは2025年6月23日、軽乗用車「アルト」の一部改良モデルを発表、同年7月22日から発売しました。

　今回の改良では4年ぶりのバンパー形状の変更やルーフエンドスポイラーの追加といったエクステリアのデザイン改良や、先進安全装備の強化が行われています。

　初代アルトは1979年、女性ドライバーのニーズに応えるモデルとして誕生しました。

　軽自動車の中でも経済性と機能性を両立しヒット、その後も時代の変化にあわせて進化を続けています。

　現行モデルとなる9代目は、マイルドハイブリッドの採用や先進安全装備の充実により、実用性と安心感を兼ね備えた「軽セダン（軽ハッチバック）」として、多くのユーザーに支持されています。

　現行モデルのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1525mmで、ホイールベースは2460mmです。

　軽量なボディと最小回転半径4.4mにより、狭い道や駐車場でも扱いやすい設計が特徴です。
　
　内装はベーシックながら必要な装備を備え、荷室も開口部を広くとった実用性の高いつくりとなっています。
　
　パワートレインは、自然吸気エンジン搭載のA／Lグレードに加え、マイルドハイブリッドを採用するHYBRID S／Xグレードを展開。

　駆動方式は2WDと4WDから選択可能で、安全機能としてはデュアルセンサーブレーキサポートを全車に標準装備しています。

　今回の一部改良では、フロント・リアバンパーのデザイン変更と、ルーフエンドスポイラーの追加によりデザイン性と空力性能が向上しました。

　また、ボディカラーには新たに「テラコッタピンクメタリック」などの新色が加わり、2トーンカラーもラインナップを改めました。

　安全面では、「デュアルセンサーブレーキサポートII」や「発進お知らせ機能」などを標準化し、スズキコネクトにも対応しました。

　販売価格は、エントリーモデルの「A」グレードが114万2900円（消費税込、以下同）から、最上位モデルの「HYBRID X」が151万9100円からとなっています。

　そんなアルトには、純正アクセサリーとして「ブラックスタイル」と名付けられたアクセサリーパーツ群が設定されています。
　
　ブラックを基調としたデザインにより、ベーシックな印象のアルトが一気に精悍な表情に変わります。

　例えば、LEDフォグランプセット（5万710円）やブラックのフォグランプベゼル（1万1550円）、さらにバックドアガーニッシュ（2万3650円）などがあり、装着することで全体の統一感が際立ちます。

　ほかにも、SエンブレムやALTOエンブレムをブラック仕上げにしたもの（各5280円）や、ドアミラーカバーセット（1万780円）など、細部にこだわったパーツが多数ラインアップされています。

　デカール類では、サイドデカール（3万6300円）、レコードをモチーフにしたデコステッカー（4840円）などがあり、すべて装備するとかつての「アルトワークス」を思わせるスポーティな雰囲気になります。実際SNSなどでは「アルトワークスみたいでイイ」などと話題になりました。

　さらに、「ブルーイッシュブラックパール」のカラードドアハンドルセット（3万2010円）も用意されており、ドアまわりの印象も引き締められます。

　これらのアイテムはアルトの全車種に適合しており、純正だからこそのフィッティング精度と品質を誇ります。