33年落ちの「マツダ車」が“1億8000万円”超え!? 迫力の“ワイドボディ”化された「スポーツカー」! 超極上の「RX-7」英国で落札
映画「ワイルド・スピード」で活躍したマツダ「RX-7」がオークションに登場。91万1000ポンド(約1億8100万円)という高額で落札されました。
人気映画「ワイスピ」“出演”の「RX-7」!?
2025年7月11日、イギリスのモーターイベント「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」内にて開催された「Bonhams Cars」主催オークションで、映画「ワイルド・スピード:東京ドリフト」に登場したマツダ「RX-7 FD3S」が出品されました。

RX-7は1978年に登場したスポーツカー。流麗なスタイリングに、小型で高出力を誇るマツダ独自のロータリーエンジンを搭載。国産スポーツカーの代名詞の一つです。
今回オークションに登場した“FD3S型”は1991年に登場した3代目。およそ12年にわたって続いたFD3S型シリーズ最後を飾った限定車「スピリットR」のボディサイズは、全長4285mm×全幅1760mm×全高1230mmです。
パワートレインは後期型で最大280馬力を出力する654ccの2ローターシーケンシャルツインターボエンジンに4速AT、もしくは5速MTの組み合わせとなります。
2006年に公開された映画「ワイルド・スピード:東京ドリフト」では、大胆なカスタムが行われた1992年製の3代目RX-7が登場しました。今回出品されたのは実際に撮影でも使われた物のうちの1台です。
エクステリアにはアフターパーツメーカー「ヴェイルサイド」によるワイドボディキットを装備。車幅を200mm以上増やしています。
インテリアにはヴェイルサイド独自のレーシングバケットシートを装備。ツインアンプと複数のスピーカーを備えたアルパインサウンドシステムが追加されたほか、センタートンネル上にはNOSボトルも置かれています。
また、ドアやエンジンベイ、スカットルに「#71 HANS」というラベルがある他、撮影中に使用されたカメラマウントのマークもそのまま残されています。
出荷前には大規模なオーバーホールも受けており、エンジンは約280馬力をしっかりと発揮。車両重量は1050キロ程度です。走行距離は約5000マイル(約8046キロ)です。
状態も申し分の無いFD3S。その上で世界的な映画に出演していたという「付加価値」も加わり、最終的には91万1000ポンド(約1億8100万)という高額で落札されました。
Writer: 鈴木伊玖馬
愛知県生まれ。飛行機が好きで航空博物館などを取材するうち、自動車関係の記事や取材も手がけるようになる。ホンダ「シビック Type R」のようなホットハッチが好み。



































































