海ドライブで「クルマがサビる」ってマジ? 恐ろしい「塩害」…実は“海沿いだけじゃない”! “お出かけ前に必読“な知ってトクする「愛車を守る方法」とは?
夏は海へ出かける人も増えるなか、クルマのオーナーにとって気になるのが塩害です。特に海の近くでは、潮風に含まれる塩分がクルマに悪影響を及ぼすことがあります。そんな塩害から愛車を守るには一体どのような方法が有効なのでしょうか。
愛車を塩害から守る方法とは?
7月21日は海の日です。夏の訪れとともに、海水浴やマリンスポーツを楽しむために海へ出かける人も多いでしょう。
海辺での楽しいひとときを過ごす一方で、クルマのオーナーにとって気になるのが塩害です。
海の近くでは、潮風に含まれる塩分がクルマに悪影響を及ぼすことがあり、特にボディや部品がサビるリスクが高まると言われています。
一体どのような原因で塩害が発生し、どのような対策を講じればクルマを守れるのでしょうか。

塩害とは、海水や海風に含まれる塩分が金属を腐食させる現象を指します。
クルマの場合、ボディ、シャシ、ブレーキパーツ、排気系など、金属部分が影響を受けやすく、錆は見た目を損なうだけでなく、部品の機能低下や安全性に影響を与える可能性があります。
海辺の地域や海沿いを頻繁に走る人は注意が必要です。
塩害はクルマだけでなく、自転車やバイクにも及び、潮風が運ぶ塩分は海から数キロ離れた場所にも影響を及ぼします。
塩害の主な要因は、海水や潮風に含まれる塩分です。海辺でのドライブや駐車時に塩分を含む水滴や湿気がクルマに付着し、特に潮風は内陸部まで塩分を運びます。
海水の直接的な付着も問題で、波しぶきや飛び散った海水がクルマに付着します。
海辺は湿度が高く、塩分が付着した状態で水分が残ると錆が進行しやすくなります。
メンテナンス不足も腐食を加速させ、定期的な洗車を行わないと塩分が長期間残り、ダメージを悪化させます。
実際に、神奈川県茅ヶ崎市に3年前から住むNさんは、
「クルマがサビるのが怖くて、海にはなるべく自転車で行くようにしています。
埼玉に住んでいた時は自転車のチェーンはあまりサビなかったのですが、茅ヶ崎では自転車を屋内保管していても、1ヶ月くらいでチェーンが茶色くサビてきたことにビックリしました」
と、Nさんの体験からも海辺では屋内保管でも塩害の影響を受けやすいことが分かります。
これらの塩害を防ぐには適切な対策が必要です。
なかでも塩分は水で洗い流すのが効果的で、海辺でのドライブ後はなるべく早めに洗車を行い、ホイールやアンダーボディまで丁寧に洗い流すようにしましょう。
この時に高圧洗浄機を使えば、隙間の塩分除去に役立ちます。
また、防錆コーティングをボディやシャシに施すと腐食を防ぐことができるため、市販の防錆スプレーや専門業者のサービス、アンダーボディ用の防錆剤が有効です。
ほかには、クルマはガレージや屋根付き駐車場に保管し、屋外では通気性の良いカーカバーを使用して潮風や海水の付着を軽減する方法もあります。
しかし、これらの方法を駆使しても塩害は目に見えない部分でも進行するため、特にブレーキやサスペンション、排気系などは定期点検で錆を早期発見しましょう。
※ ※ ※
海の日は海を満喫する絶好の機会ですが、クルマの塩害には注意が必要です。
潮風や海水はボディや部品を腐食させ、見た目や機能に影響しますが、洗車や防錆コーティング、屋内保管、点検など、クルマのメンテナンスをこまめに行うことで塩害リスクを軽減できます。
これらの対策を実践し、ドライブやレジャーなど海の魅力を味わいながら、クルマを塩害から守りましょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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