日産「最新スカイライン」に注目! 超パワフルな“420馬力”匠の手組み「ターボエンジン」搭載! デザインも“空力重視”の高性能モデル! めちゃスポーティな「NISMO」がスゴイ!
日産「スカイライン」長い歴史をもつスポーツセダンです。そんなスカイラインのなかでも、特にハイパフォーマンスを誇る「スカイラインNISMO」と「カイラインNISMO Limited」とは、どのようなモデルなのでしょうか。
420馬力の“匠の手組み”V6ターボエンジン採用!
「スカイライン」は日産のなかでも歴史のあるモデルです。現在、同社が国内で販売する唯一の「セダン」で、スポーティな走りが魅力となっています。
そのスカイラインのなかでも、ハイパフォーマンスモデルとしてチューニングされた「スカイラインNISMO」と「スカイラインNISMO リミテッド」とはどのようなモデルなのでしょうか。

スカイラインは日産が誇るスポーツセダンで、初代モデルが発売されたのは1957年。メインのボディタイプはセダンですが、歴代モデルのなかにはクーペやステーションワゴン(バン)、そしてSUVありました。
現行モデルは2013年11月に発売された13代目(V37型)で、登場当初は、日産が海外で展開する高級ブランド「インフィニティ」のエンブレムをつけて登場したのですが、2019年7月のマイナーチェンジで日産のエンブレムに変更されたほか、フロントのVモーショングリルやリアの丸目4灯テールランプが採用されました。
ところで、日産では、「GT-R」や「フェアレディZ」、「アリア」など、日産直系のチューニングブランドである「NISMO(ニスモ)」が手がけたコンプリートカーがラインナップされています。
そして、そんなNISMOがスカイラインをチューンナップしたのが、2023年9月に発売されたスカイラインNISMOというハイパフォーマンスモデルです。
現行スカイラインの通常グレードには、「400R」と呼ばれる高性能モデルがあります。しかし、スカイラインNISMOは空力性能を重視した専用前後バンパーや、ブラックアウトされたエンケイ製19インチアルミホイールなど、「いかにも高性能車」という佇まいが特徴。
また、リアバンパーの中央に光るリアフォグはNISMOのコンプリートカーの一員であることを象徴しているといえるでしょう。
インテリアで特徴的なのは、センターマーカー付きのハンドルや280km/hまで刻まれたスピードメーター、そして専用RECAROシートです。
専用RECAROシートは電動アジャスターこそ付かないものの軽量化に貢献しており、固定式に変更したリアシートと合わせてシート全体で約20kgも軽くすることに成功しています。
スカイラインNISMOのエンジンは3リッターV型6気筒直噴ツインターボエンジン「VR30DDTT」を搭載しますが、最高出力は400Rより15馬力アップの420馬力、最大トルクは同75Nmアップの550Nmと高性能化されています。
トランスミッションは400Rと同様のマニュアルモード付フルレンジ電子制御7速ATを搭載。そのうえで、SPORTモードではNISMO専用シフトスケジュールにてダイナミックなドライビングが楽しめます。
加えて、2024年8月に発売されたスカイラインNISMO Limitedはさらに手を加えた限定車です。
スカイラインNISMOに対して差別化された最大のポイントは、専用の匠組み立てエンジンで、GT-Rのエンジンと同一工場・同一ブースで“匠(たくみ)”と呼ばれる熟練工により手組されています。
バルブクリアランスの寸法公差を従来モデルより高精度とするこだわりは、まさに匠の技だからこそできること。
GT-Rのエンジンと同様に、一台一台に匠ネームとシリアルナンバーを記したラベルもつきます。
※ ※ ※
両車とも日本国内に残された貴重なセダンで、しかも羊の皮を被った虎のようなハイパフォーマンスを誇ります。
しかし、スカイラインNISMOは1000台限定、スカイラインNISMO Limitedは100台限定のため、現在は新車では購入できません。もし、街で見かけることがあれば非常にラッキーなクルマだといえるでしょう。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)


















































