恐怖!? 黒い高級外車の「衝撃の“危険”走行」公開! ビル街で突如起きた「迷惑な妨害運転」にヒヤリ あわや「衝突事故」寸前でトラブルに… 一体何があったのか
静岡県警の公式YouTubeは、「妨害運転は絶対禁止!」と題した動画を公開しています。現在までに42万回の再生を記録しているようですが、どんな動画で何が記録されているのでしょうか。
高級セダンが「割り込み」「急停止」で妨害
静岡県警察は公式YouTubeチャンネル「静岡県警察公式チャンネル」で、交通安全に関する多数の動画を公開しています。
なかでも、「妨害運転は絶対禁止!」と題した2024年11月の動画は同チャンネルでトップの42万回再生を記録し、注目を集めています。一体どのような映像なのでしょうか。
![黒いセダンのイメージ[画像:PIXTA]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/05/20250508_car_000.jpg?v=1746678320)
動画は、ビル街を走るタクシーの前面映像です。片側1車線の道路で、時速30km制限の標示も見えます。
ルールを守って走行している映像ですが、大型トラックとすれ違った直後、なんと黒い外国製の大型高級セダンが対向車線から追い越しにかかります。
直前にトラックとすれ違っている通り、この道は一方通行ではありません。逆走を伴う非常に無理な追い越しで、正面衝突のおそれもある危険な走行です。
これに驚いたタクシーは左にハンドルを切り、減速します。
すると高級セダンはタクシーの前に無理やり割り込み、強いブレーキをかけました。
タクシーは再びこの高級セダンを避けようと、右にハンドルを切って追い越そうとしますが、高級セダンは発進して加速するとともに右に進路変更したタクシーを塞ぐように、ハンドルを右に切って妨害します。
一連の危険な運転はこれでは終わりません。
急停車を強いられたタクシーは動きを封じられてしまいます。すると、高級セダンのドライバーはドアを開けて降り、タクシーに近づきます。映像はここで終了します。
何やら文句を言いにきたのでしょうか。その後の動きは不明です。
この一連の高級セダンの行為は、“あおり運転”とも言われる「妨害運転」で、まぎれもなく非常に危険な行為です。
妨害運転は前車に対して車間を極端に縮めたり、ハイビームのまま走行したり、クラクションを鳴らし続けるといった、あおり運転の定番行為だけではありません。
前に割り込んで急ブレーキを踏ませたり、車線変更や進路変更が禁止されている場所で無理やり入ること、さらには故意にノロノロ走行する“あおられ運転”などといったものも該当します。
他の車両などの通行を妨害する目的で、他の車両など道路の交通に危険を生じさせると、違反点数25点で免許取り消し(欠格期間2年)、さらに3年以下の懲役または50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
もし著しい危険を生じさせた場合は、違反点数35点で免許取り消し(欠格期間3年)、さらに5年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる可能性があります。
もし妨害運転による迷惑行為を受けたら、まずは冷静になり、110番通報しましょう。
退避してドアをロックして窓を閉め、相手から暴力を受けないようにすることも大切です。
ここでクラクションを鳴らしたり怒鳴ったりすると、相手の感情を逆なでし、さらに被害を受ける可能性があります。売られたケンカを買うような行為は控えたほうがいいでしょう。
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妨害運転することはそもそもやってはならないことですが、自身の運転の仕方が、妨害運転を引き起こしてしまう可能性もあります。
今回の事例も、高級セダンによる行為のみが動画に記録されていますが、もしかすると動画の前にタクシーがなんらかのマナー違反行為をし、高級セダンの怒りを買った可能性もあります。
不必要にブレーキを踏んだり、ふらついて走行したりするほか、必要ないのに追い越し車線を延々と走行し続けたり、速いクルマに追いつかれても進路を譲らないことなどがトラブルの原因です。
このほかにも、割り込みやハイビームのままの運転、車間距離の不保持なども、妨害運転を助長することになります。
自身の運転が周囲のドライバーに迷惑になっていないかと見直すとともに、お互いに譲り合いの精神を持って運転することが大切です。


















































