新車265万円! スズキの「超人気車」が凄い! 3ドアから5ドアになり何が変わった? ついに「ジムニーノマド」増産へ こだわりはドコ?
気になる悪路走破性は?
ジムニーノマドは5ドア化による利便性向上を図りながらも、ジムニーシリーズの最大の特徴である本格的な四輪駆動車としての性能を継承しています。
ラダーフレームをジムニー ノマド用に新作し、重量増加に対して必要な剛性を確保したほか、「FRレイアウト」、「副変速機付パートタイム4WD」、「3リンクリジッドアクスル式サスペンション」などの車体構成を継承しました。
リジッドアクスル式サスペンションは、一般的な乗用車の独立懸架式サスペンションに比べて、凹凸路で優れた接地性と大きな対地クリアランスを確保できるという特長があります。

プラットフォームを担当した野添直人氏は、ラダーフレームの設計について次のように説明しています。
「ジムニーシリーズの特長であるラダーフレームをジムニー ノマド専用に新作しました。
しっかりした走行フィーリングや悪路走破性は維持しつつ、軽く・強くすることにこだわりました。
ジムニーシエラのシャシーフレームをベースに延長し、フレーム中央部にセンタークロスメンバーを追加、左右フレーム内の角部に補強部材、断面がよれてしまわないように間仕切り部材を追加。
これらにより必要な剛性を確保するとともに、ホイールベース延長の効果と相まって直進安定性の向上と穏やかな操縦安定性を実現させました」
※ ※ ※
ジムニーノマドは、ジムニーシリーズ初の5ドアモデルとして、これまでのジムニーの魅力である本格的な四輪駆動車としての性能を継承しながら、後席の居住性や荷室の利便性を大幅に向上させました。
その結果、プロユースだけでなく日常使いにも適した車として、発売前から大きな注目を集め、予想を大幅に上回る注文が寄せられることとなりました。
スズキの増産体制が整い次第、受注が再開される予定ですが、その人気の高さから、入手までにはしばらく時間がかかりそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
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