1.6リッターエンジンで「300馬力」超え! レクサス最新「コンパクトSUV」がスゴイ! 「豪華な内外装」に“専用装備”もり沢山! “4WD&MT”もあるスポーティ仕様の「LBX RR」とは?
2025年5月15日に一部改良を実施したレクサスのコンパクトSUV「LBX」。そのなかでも走行性能を徹底的に磨き上げた高性能モデル「LBX“MORIZO RR”」はどのような仕様なのでしょうか。
高出力のターボエンジンを搭載する高性能モデル
レクサスはコンパクトSUV「LBX」を一部改良し、2025年5月15日より販売を開始しました。
今回の一部改良では走りと静粛性に磨きがかけられるとともに、新グレード「“Active”」が追加されました。
そんな進化したLBXには、ハイパフォーマンスなモデルが設定されています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

LBXは2023年11月に発売された5人乗りSUV。
「サイズのヒエラルキーを超えたクルマをつくりたい」という想いのもと、コンパクトさにとらわれない上質感と存在感を発揮するクロスオーバーを目指し開発されました。
2025年5月15日に実施された一部改良では、2024年に全面運用を開始した愛知県豊田市の研究開発拠点「Toyota Technical Center Shimoyama」にて走行テストを実施し、走行安定性と乗り心地を向上させました。
リアショックアブソーバーのシリンダサイズ拡大により減衰力などを最適化し、段差を通過する際の突き上げを低減。
アクティブノイズコントロール(ANC)を全車に標準装備し、フェンダー部分には吸音材を追加しています。
そして、ボディカラー6色、インテリアカラーにブラック×レッドステッチを設定する“Active”を新たに追加。
“Cool”、“Relax”、“Elegant”とともに4種類のラインナップから選べるようになりました。
そんな4つのバリエーションとは別に、LBXのハイパフォーマンスモデルに位置づけられているモデルが「LBX“MORIZO RR”」になります。
LBX“MORIZO RR”は2024年の東京オートサロンに出展されたクルマで、同年7月に発売されました。
開発にはトヨタ自動車会長の豊田章男氏やレーシングドライバーの佐々木雅弘氏も参画し、徹底的にクルマの基本素性を磨き上げたといいます。
ボディサイズは全長4190mm×全幅1840mm×全高1535mm、ホイールベースは2580mm。ハイブリッド車に対して全幅は+15mm、全高は-10mm変更されています。
専用グリルやバンパー、大口径マフラーバッフル、ロッカーモールにより、ローワイド感を強調したスポーティな走りを予感させるデザインを採用。
足元には19インチの鍛造アルミホイールとカラードアーチモールを装備しています。
内装にはレッドステッチを配したMORIZO RR専用本革シートやアルミペダル、ディンプル本革ステアリングホイール、パドルシフトを装備するほか、運転席と助手席のシートヒーターやステアリングヒーターも完備されています。
そのほかにも、走りを追求したMORIZO RRならではの装備として、速度リミッターの上限解放を含め車両の性能を最大限に発揮する「サーキットモード」が全国のサーキット限定で使用できます。
LBX“MORIZO RR”のパワートレインは最高出力304PS、最大トルク400Nmを発生する1.6リッター直列3気筒ターボエンジンに、トランスミッションはDirect Shift-8ATまたは6速iMTを搭載。
駆動方式は電子制御AWDです。
MORIZO RRのエンジンはもともと「GRヤリス」向けに開発されたもので、ほかには「GRカローラ」にも搭載されています。
そんなLBX“MORIZO RR”の価格(消費税込、以下同)は650万円。
さらに、インテリアカラーやシートの素材などを選んでオリジナルの1台を作れるオーダーメイドシステム「MORIZO RR“Bespoke Build”」は720万円から販売されています。
Writer: 山城颯太
理系国立大学を卒業後、自動車メディアを中心にフリーランスのライターとして活動中。TOEIC 925点。クルマから電車、飛行機まで乗り物大好き。主に新型車のグレードに焦点を当てたモデル紹介、海外車の執筆などを担当。













































































