斬新「ハチロク セダン」!? まさかの4ドア&「大人“5人乗り”ヨユー」の快適仕様! “流麗ボディ”×イエローが目を惹く! 実はハチロク…じゃなくてカムリなNATS「LS86」ってどんなクルマ?
長年にわたり「東京オートサロン」へカスタムカーを出展してきた歴史のある日本自動車大学校(NATS)ですが、なかでも東京オートサロン2020では、斬新なトヨタ「86(ハチロク)」風のカスタムカーを披露していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
実用性とスポーツ性を求めたハチロク セダン!?
日本自動車大学校(NATS)成田校は、2025年6月27日に「東京オートサロン2026」に向けたカスタムカーの製作計画を発表しました。
NATSは、自動車業界で活躍する専門家を育成する4つの学科を擁し、特にカスタマイズ科は1997年の設立以来、卒業制作としてカスタムカーを製作し、東京オートサロンに長年出展してきた実績を持っています。
なかでも「東京オートサロン2020」では、スポーツカーに快適性を求めた斬新なトヨタ「86(ハチロク)」風のカスタムカーが注目を集めました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

トヨタ86は、2012年にトヨタとスバルが共同開発したスポーツカーとして登場しました。
軽量な車体と後輪駆動による優れた操縦性が特徴で、モータースポーツ愛好家やカスタムカーのベースとして高い人気を誇ります。
初代モデルは2リッター水平対向4気筒エンジンを搭載し、最高出力200ps(初期モデル)を発揮。
低重心設計による優れたコーナリング性能と、ドライビングの楽しさを追求した設計が魅力です。
そして、現行モデルである2代目は、「GR86」と車名を改め2021年に登場し、初代のコンセプトを引き継ぎつつ進化を遂げています。
そんなトヨタ86の外観を活かしつつ、NATSは驚くべきアプローチでカスタマイズされたモデルを2020年の東京オートサロンで披露しました。
そのモデルが「LS86」です。
LS86という名称は、「Livability(居住性)にSportsを」というコンセプトに由来し、大人5人が快適に乗れる実用性とスポーツカーの魅力を融合させることを目指し、初代86を4ドアのスポーツセダンとして再構築したといいます。
同車はトヨタ「カムリ」をベースに、外観は86のデザインを忠実に再現しつつ、純正車両のような自然な仕上がりを追求。
初代86(前期型)前後バンパーなどを加工して装着しており、ヘッドランプ・テールランプ・サイドマーカー・バックフォグなどはVALENTI製を使用しています。
足回りにはテイン製サスペンションキットとワーク製19インチホイールを採用し、スポーティな走行性能を高めています。
一方、内装にはRECARO SR3シートや86純正ステアリングを採用するなど、細部までこだわりが散りばめられています。
なお、エンジンはカムリの2.5リッター直4エンジン「2AR-2JM(最高出力160ps、最大トルク206Nm)」を搭載。
まさに、実用性とスポーツ性を両立させた1台といえるでしょう。
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東京オートサロン2026に向けて、NATSはさらに斬新なカスタムカーを準備しています。
出展予定の車両には、3代目日産「グロリア」をベースにしたローライダー風のカスタムカー、レクサス「LS460」にトヨタ「ヴェルファイア」のフロントとリアを融合させた「ヴェルファイア セダン」、そしてダイハツ「コペンローブ」をトヨタ「スープラ」に見立てたコンパクトな「C91 Supra」の3台が含まれます。
これらのカスタムカーが、どのような姿となってお披露目されるのか注目です。
Writer: くるまのニュース編集部
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