トヨタはステーションワゴンの「カローラ ツーリング」に一部改良を施し、2025年5月19日から販売を開始しました。

　今回の改良では安全性と快適性を高める装備を充実させ、多くのユーザーから注目を集めています。

　現行のカローラツーリングは、2019年9月に発売されました。

　トヨタの「TNGA（Toyota New Global Architecture）」に基づいたグローバル共通プラットフォームの採用によりスポーティなデザインとクルマ本来の走る喜びを追求。

　さらには、取り回しの良さなど日本の環境に合わせた専用ボディを開発して、採用しています。

　昨今、各メーカーからステーションワゴンが減るなかで残り続けている「カローラツーリング」。

　実際に乗っている40代の男性ユーザーは次のように魅力を語ります。

「3年前にカローラツーリングを購入し、家族でのアウトドア活動や日常使いに重宝しています。

　燃費の良さと荷室の広さが決め手でした。子供の学校行事や買い物など、あらゆるシーンで活躍しています。

　セダンよりも荷物が積めて、SUVほど大きくないサイズ感が都会での運転にぴったりです」

　では、今回の一部改良で何が変わったのでしょうか。

　主な部分では、従来メーカーオプションだった機能・装備を標準設定とすることで、商品力が大幅に向上しています。

　特にW×Bグレードでは、ドライブレコーダー（前方＋バックガイドモニター、簡易録画機能付）、ディスプレイオーディオplus、デジタルキーが標準装備となりました。

　また、W×BおよびGグレードには、ブラインドスポットモニター＋安心降車アシスト、パーキングサポートブレーキ（後方接近車両）が標準で搭載されています。

　Gグレードには205／55R16タイヤ＆16×7Jアルミホイール、LEDフロントフォグランプも標準装備されるようになりました。

　関東圏のトヨタ販売店の営業スタッフは「お客様の安全を最優先に考え、以前はオプションだった安全装備を標準化しました。特にブラインドスポットモニターは、車線変更時の安全確認をサポートする機能として、多くのお客様から好評をいただいています」と話しています。

　また今回の改良では、カーボンニュートラルの実現に向けて、パワーユニットをハイブリッドシステム（HEV）のみに一本化しました。これにより、環境性能の高いモデルへと進化しています。

　前出の営業スタッフは「最近は環境に配慮した車選びをされるお客様が増えています。カローラツーリングのハイブリッドは燃費が良く、経済的なだけでなく環境にも優しいと評判です」と説明します。

　また、アクセサリーコンセント（メーカーオプション）選択時には、給電アタッチメントが標準装備されるようになり、災害時などの非常用電源としての活用も可能になりました。

　新しいカローラ ツーリングの価格は235万9500円から341万6600円（消費税込み）と、幅広いニーズに応える設定となっています。

　前出の営業スタッフは「この価格帯でこれだけの装備と安全性を備えた車は他にないと思います。特に若いファミリー層から、『コスパが良い』という声をよく聞きます」と話します。

　またSNSでは「色々荷物も積めて、よく走って、燃費もいいのはサイコー」、「手軽なサイズのステーションワゴンが減っている中、カローラツーリングを継続してくれるトヨタに感謝している」、「このサイズ感と広いラゲッジスペースが釣りやサーフィンなどのアウトドア活動にぴったり」といった声が寄せられています。

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　カローラツーリングは、実用性の高さから幅広い層に支持されているようです。

　今回の一部改良でさらに魅力が増し、今後も多くのユーザーに選ばれるクルマになりそうです。