「覆面パトカー」どう見分ける? あやしい「クラウン」だけではない!? 「青い男2人組」と「走り方」を要チェック! 神出鬼没な“隠れパト”見分ける方法とは

高速道路などで、いつの間にか後ろにいる「怪しいセダン」。もしかしたらそれは覆面パトカーかもしれません。気になる「覆面パトカー」の見分け方について紹介します。

大事なのは「安全運転に徹すること」

 そして、最も確実な識別ポイントが車内にあります。それが、ルームミラーが2つ並ぶ「ダブルミラー」です。

 標準の運転席用ミラーの横に、助手席の警察官が後方確認のために使用する補助ミラーが設置されているのです。

交通法規を常に遵守して安全運転に徹すれば、「急な緊急走行」に驚く必要はありません[画像はイメージです]
交通法規を常に遵守して安全運転に徹すれば、「急な緊急走行」に驚く必要はありません[画像はイメージです]

 また、乗車している警察官の服装でも判断できる場合があります。

 交通取締りを行う際は2名乗車が基本で、しかも刑事のように私服勤務ではありません。

 青い制服にヘルメット姿の男性2名が大型セダンに乗車していれば、覆面パトカーである可能性は非常に高いといえるでしょう。

 覆面パトカーは、高速道路の走行車線を制限速度で走行しつつ、追い越し車線を走る違反車両を“待ち構えている”ことがあります。

 車線変更の際の合図や、過剰な車間距離の保持など、その運転があまりにも模範的であるために、かえって不自然に感じられることもあります。

 また、サービスエリアやパーキングエリアの合流付近に、不自然な形で停車している車両にも注意が必要です。

 これらの特徴をいくつか組み合わせて観察することで、覆面パトカーを早期に見抜ける可能性は高まるでしょう。

 ただし近年では、警察側がアンテナを偽装したり、一般車と見分けがつきにくい車種を導入したりと、その存在はますます巧妙化しています。

 一方で市民側も、ダミーアンテナなどを装着した“警察車両風カスタム”を楽しむようになり、両者の攻防は“いたちごっこ”の様相を呈しています。

 こうした状況を踏まえると、最も確実な対策は、やはり交通法規を常に遵守し、安全運転に徹することに尽きるといえるでしょう。

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Writer: 佐藤 亨

自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。

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