トヨタが「“新”ハリアー」発表! 全長4.7m“流麗クーペボディ”に精悍「黒すぎ顔」採用の「ナイトシェード」登場! 306馬力の“爆速仕様”もある「高級SUV」 何が変わった?
トヨタが「ハリアー」の一部改良で追加した特別仕様車とは、どのようなクルマなのでしょうか。
黒を纏ったハリアー! 特別仕様車「Night Shade(ナイトシェード)」
2025年6月11日、トヨタはミディアムSUV「ハリアー」の一部改良とともに、黒の内外装でまとめられた特別仕様車「Night Shade(ナイトシェード)」と「Leather Package Night Shade(レザーパッケージ ナイトシェード)」を新しく設定しました。
一体何が改良され、新たな特別仕様車とはどのようなモデルなのでしょうか。

ハリアーは、1990年代のSUV人気が上昇しつつある中、高級感と走破性、利便性を備えたクルマを目標に開発がスタートされました。
そして1997年、「WILD but FORMAL」をキャッチコピーに初代ハリアーが発表されます。他メーカーからも似たコンセプトのクルマが発売されるほど、多くの注目と人気を集めました。
SUVらしい力強いデザインや走破性、広いラゲージスペースと高級感のある内装は、従来の本格的なSUVとは明らかに異なる新しいカテゴリーを確立させました。
現行車は2020年に発売された4代目となります。都会的なデザインやコンパクトボディは引き継ぎながらも、シンプルさと高級感を融合させたクーペスタイルとして設計されました。
先進運転支援「トヨタセーフティセンス」の機能向上や、「TNGA GA-Kプラットフォーム」の採用により、クルマ自体の基本性能アップも図られています。
ボディサイズは全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、ホイールベース2690mmで扱いやすいサイズ感です。
パワートレインは2リッターガソリンと2.5リッターガソリンハイブリッド、そしてシステム最大306馬力を発揮する2.5リッターPHEV(プラグインハイブリッド)を設定。
駆動方式にもFFと4WD(E-Four)が用意され、ユーザーの選択肢が広く設定されています。
力強さの中に上品さのあるボディプロポーション。そして、精悍かつシャープなデザインのフロントビューが印象的です。
室内にはトヨタ初の「調光パノラマルーフ」が採用されており、快適な室内空間が追及されています。乗馬の鞍をイメージしたセンターコンソールも斬新なデザインです。
さて、今回の一部改良では、トヨタセーフティセンスの機能向上により、安全性能がさらに高められています。
夜間の自転車や昼のオートバイ、交差点右左折時の横断歩行者、交差点進入時の車両にも対応できるように設定された「プリクラッシュセーフティ機能」の機能向上。さらに「レーンディパーチャーアラート」にも、車線逸脱抑制機能が追加されています。
また、後方車両への接近警報、ブラインドスポットモニターの安心降車アシスト(SEA)、運転状況の先読みアシストをしてくれる「プロアクティブドライビングアシスト」も追加されました。
さらに、ステアリングヒーターやシートヒーター、寒冷地仕様が全グレードで標準化。
おくだけ充電とデジタルキーも、上級の「Z」グレード(PHEV車)、および「Z Leather Package(レザーパッケージ)」グレードで標準化されるなど、装備の充実化を図っています。
そして今回、ラインナップには専用の外装を持つ特別仕様車「Night Shade(ナイトシェード)」が登場されたのもトピックです。
黒で統一された特別仕様の「Night Shade」は、ZとZ Leather Packageに設定されています。
ナイトシェードのネーミングどおり、「夜の影」を彷彿とさせるブラック基調の専用パーツで統一されたエクステリアが魅力的です。
ダーク仕様のプロジェクター式LEDヘッドランプやブラックメタリック塗装が採用されたフロントアッパーグリル、フロントロアグリルやフロントバンパーロア、ロッカーモールを装備し、リアバンパーロアも艶のあるブラック塗装で仕上げられました。
車名エンブレムや「カーボンニュートラル」バッジまでもブラックで統一され、足元にも専用ブラック塗装の19インチアルミホイールを装備。
精悍な黒をまとった、圧倒的な存在感と上質感を備えた特別仕様車となっています。
ハリアー特別仕様車の価格(消費税込)は、Zベースの「Night Shade(ナイトシェード)」が487万800円から509万800円。
高級感のあるレザー内装が特徴的な「Z Leather Package Night Shade(レザーパッケージ ナイトシェード)」は519万900円から541万900円です。
その他の変更点として、中級グレード「G」にPHEVモデルが追加されたほか、最廉価グレードの「S」が廃止されています。
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