6速MTのみ! マツダ「小さな高級スポーツカー」に大注目! “全長4m”に超パワフルな「2000ccエンジン」搭載!? “バケットシート”採用の斬新「MXマイクロスポーツ」米国公開モデルとは!
マツダがかつて公開した「MXマイクロスポーツ」とは、一体どのようなモデルだったのでしょうか。
マツダ「小さな高級スポーツカー」に大注目!
マツダは、2004年にアメリカ・デトロイトで開催された「北米国際自動車ショー」にて、2000ccのコンパクトなスポーツモデルを公開しました。
一体どのようなクルマだったのでしょうか。

そのモデルの名は「MXマイクロスポーツ」。
スポーティなコンパクトカーを提案するべく、マツダが開発したコンセプトモデルでした。
当時のマツダは同車について、「北米市場におけるスモールCクラスカーの、新たな顧客創出の可能性をスタディするモデル」と説明。
MXマイクロスポーツのターゲット層としては、「先進的かつ行動的で、既成概念に捕らわれないアクティブなライフスタイルを好む、24歳以下の若者」が想定されていました。
ボディサイズは、全長3980mm×全幅1755mm×全高1550mmで、ホイールベースは2490mm。
大きく盛り上がったフェンダーアーチや、アグレッシブなデザインのロアグリル、大径17インチホイールが迫力の漂うエクステリアを採用し、スポーツ性能の高さを主張。
リアはセンター2本出しマフラーが目を引き、ディフューザー形状のバンパーによってハイパフォーマンスモデルを思わせる雰囲気を演出しています。
これに組み合わせるキャビンは直線的な構成で、大人4人がしっかり過ごせる居住性の高さも持ち合わせていました。
インテリアは、メッキや高輝度シルバー塗装の加飾パネルを多用し、上品な仕上げに。
インパネやシートは2トーンとし、ブラックの本革素材にブラックの本革を重ねるという斬新かつ豪華な作りとしました。
また、2つの生地の間にはレッドの下地素材が少し見えるように縫製されるなど、個性を重視したデザインへのこだわりが感じられます。
フロントシートはホールド性の高いバケットタイプで、リアシートもバケット形状を取り入れた立体的な造形を採用。
搭載するパワーユニットは、当時の「MAZDA3」や「MAZDA6」にも載っていた、2リッター直列4気筒「MZR」エンジンで、6速MTと組み合わせて、最高出力148馬力・最大トルク183Nmを発揮しました。
※ ※ ※
アクティブな若者をターゲットに定め、従来とは全く異なるアプローチでデザインされた、MXマイクロスポーツ。
スポーツ走行とともに高速クルージングも楽しめる作りで、乗り心地の良さからロングドライブにも対応する一面も持ち合わせたクルマでした。
残念ながら、MXマイクロスポーツは出展から約21年が経過した現在も市販化は実現していませんが、後にマツダから登場したコンパクトカー「ベリーサ」には同車のデザインが活かされており、スポーツ性能ではなく上質なインテリアといった要素を取り入れて発売されました。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。